WSDAPI Basic Interoperability Tool
Devices Profile for Web Services (DPWS) は、多数の Web サービス (WS) 仕様を組み立てて制約する参照仕様です。 デバイス上の Web サービス (WSD) API (WSDAPI) は、Windows に含まれる DPWS の実装です。 Windows では、WSDAPI を使用して任意の種類の DPWS デバイスを検出します。また、WSDAPI を使用して、プリンター、スキャナー、ネットワーク プロジェクターなどの複数のデバイス クラスに制御メッセージを発行します。
WSDAPI 基本相互運用性ツール (WSDBIT) を使用して、Windows が非 WSDAPI DPWS スタックと相互運用できることを確認できます。 このツールは、主に DPWS を実装し、Windows との相互運用性をテストするデバイス開発者を対象としています。 一部の WSDBIT テストでは、 SOAP Message Transmission Optimization Mechanism (MTOM) (メッセージ添付ファイルに使用される) や Web サービス イベントなどの高度な DPWS 機能を実行するために使用される特別なテスト インターフェイスをデバイスに実装する必要があります。 これらのインターフェイスは厳密には必要ありません。 ただし、WSDBIT でこの機能をカバーする唯一の方法です。
WSDAPI は、仕様のクライアント セクションとデバイス セクションの両方を実装し、WSDBIT を使用して WSDAPI をクライアントまたはデバイスとして実行できます。 WSDBIT を使用して、非 WSDAPI デバイスまたは非 WSDAPI クライアントをテストおよび検証できます。
WSD 相互運用性ツールについて読む前に、DPWS 仕様とその 参照される仕様について理解しておく必要があります。
Note
WSDBIT は、デバイスでの DPWS の実装を支援するために使用できますが、汎用デバッグ ツールを意図したものではありません。 その他の WSDAPI 開発ツール (WSDAPI デバッグ ツールなど) は、トラフィックの監視とエラーの診断に適しています。 これらのツールは、デスクトップ アプリ用の Windows SDK で使用できます。 デスクトップ アプリを開発するためのダウンロードを参照してください。
ここでは、次のトピックについて説明します。
WSD と WSDAPIの詳細については、Windows Software Development Kit (SDK) の次のトピックを参照してください。