トレース フラグ

トレース フラグは、カーネル モード ドライバーやユーザー モード アプリケーションなどの トレース プロバイダーのプロパティです。 これらのフラグは、トレース プロバイダーが生成するイベントを決定します。 プロバイダーは、フラグをメッセージ生成の条件として解釈します。

通常、フラグは段階的に詳細になるレポート レベルを表しますが、プロバイダーは、トレース メッセージを生成する任意の条件を表すためにフラグを使用できます。

トレース プロバイダーは、WPP_CONTROL_GUIDS 構造体の WPP_DEFINE_BIT 要素でそれぞれのフラグを定義します。 Windows ソフトウェア トレース プリプロセッサ (WPP) は、構造体に現れる順序で、要素に 1 から順でビット値を割り当てます。

トレース セッションを実行する際には、トレース フラグを使用して、セッション中に生成されるメッセージを決定できます。 トレース コンシューマー (Tracelog や TraceViewなど) を使用すると、ユーザーはトレース セッションの各プロバイダーのトレース フラグとトレース レベルを選択するためのパラメーターとオプションを設定できます。

トレース セッションの実行中に、トレース プロバイダーを再度有効にすると、トレース フラグを変更できます。