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PwrTest の温度シナリオ

PwrTest の温度シナリオでは、ACPI 温度ゾーンの情報と統計情報を監視します。 このシナリオは、温度ゾーンと温度変化を報告するシステムでのみサポートされます。

注: このシナリオは、オペレーティング システムに熱データを報告するシステムでのみ機能します。

構文

pwrtest /thermal [/t:n] [/?] 

/t:n
シナリオを実行する合計時間 (分単位) を指定します ( nの規定値は 30 分)。

/temp:{k|c|f}
すべての出力とログに使用する温度スケール Kelvin (k)、摂氏 (c)、華氏 (f) を指定します (既定値は Kelvin)。

使用例

pwrtest /thermal  
pwrtest /thermal  /t:30
pwrtest /thermal  /t:30 /temp:f

XML ログファイルの出力

<PwrTestLog>
  <SystemInformation>
  </SystemInformation>
  <ThermalEvents> 
    <PassiveCooling>
        <Timestamp></TimeStamp>
        <TemperatureScale></TemperatureScale>
        <ThermalZoneDeviceInstance></ThermalZoneDeviceInstance>
        <_TMP></_TMP>
        <_PSV></_PSV>
        <_TC1></_TC1>
        <_TC2></_TC2>
        <_TSP></_TSP>
    </PassiveCooling>
    <ActiveCooling>
        <Timestamp></TimeStamp>
        <TemperatureScale></TemperatureScale>
        <ThermalZoneDeviceInstance></ThermalZoneDeviceInstance>
        <_TMP></_TMP>
        <_AC0></_AC0>
        <_AC1></_AC1>
        <_AC2></_AC2>
        <_AC3></_AC3>
        <_AC4></_AC4>
        <_AC5></_AC5>
        <_AC6></_AC6>
        <_AC7></_AC7>
        <_AC8></_AC8>
        <_AC9></_AC9>
    </ActiveCooling>
    <Hot>
        <Timestamp></TimeStamp>
        <TemperatureScale></TemperatureScale>
        <ThermalZoneDeviceInstance></ThermalZoneDeviceInstance>
        <_HOT></_HOT>
    </Hot>
    <Critical>
        <Timestamp></TimeStamp>
        <TemperatureScale></TemperatureScale>
        <ThermalZoneDeviceInstance></ThermalZoneDeviceInstance>
        <_CRT></_CRT>
    </Critical>
    <ActiveCoolingDevicePower>
        <Timestamp></TimeStamp>
        <TemperatureScale></TemperatureScale>
        <ThermalZoneDeviceInstance></ThermalZoneDeviceInstance>
        <FanDeviceInstance></FanDeviceInstance>
        <PowerState></PowerState>
        <ActiveCoolingLevel></ActiveCoolingLevel>
        <ActiveCoolingDeviceIndex></ActiveCoolingDeviceIndex>
    </ActiveCoolingDevicePower>
  </ThermalEvents>
</PwrTestLog> 

次の表では、ログ ファイルに表示されるXML要素について説明します。

要素 説明
<ThermalEvents>

さまざまな温度イベントがすべて含まれます。 PwrTest ログ ファイルに含めることができる < ThermalEvents>要素は 1 つだけです。

<EnteringCS>

コネクト スタンバイ (CS) エントリが開始され、システムはディスプレイがオフになり、入力が無効になるとすぐに CS に入ります。

<ExitingCS>

CS の終了が開始されました。

<ExitedCS>

CS の終了が完了しました。

<AbortingCS>

CSエントリーが、最も深いフェーズに入る前に中断して終了します。

<AbortedCS>

エントリー中断後、CSの終了が完了しました。

<InputDisabled>

ローカル コンソールでユーザー入力が無効になりました。

<InputEnabled>

ローカル コンソールでユーザー入力が有効になりました。

<PhaseEnter>

CS フェーズが入力されました。name 属性は CS フェーズの名前です。

<PhaseExit>

CS フェーズが終了しました。name 属性は CS フェーズの名前です。

<ExecutionRequiredSet>

プロセスによって、DAM フェーズの完了をブロックする実行が必要な要求が行われました。

<ExecutionRequiredCleared>

プロセスが、DAMフェーズの完了のブロックを解除するために必要な実行リクエストをクリアしました。

<PlatformIdleStats>

プラットフォームアイドル統計ブロック。

<State>

前回のプラットフォームアイドル統計ブロック以降のプラットフォームアイドル状態の遷移回数。

PwrTest の構文

PowerCfg: