オプション ファイルのフィールド
SDV オプション ファイルには、SDV 設定が含まれています。 これらの設定のいくつかは、変更できます。 その他の設定は SDV によって予約されています。
変更できるオプション ファイルのフィールドには、次のようなものがあります。
SDV_SlamConfig_Maximum_Driver_Size
SDV がサポートするドライバーの最大サイズを指定します (コード行の観点から)。 既定値は 100,000 行のコードです。
SDV_SlamConfig_Timeout
SDV が各ルールの検証に費やすことができる時間を制限します。 このエントリの値は、秒数を表す整数です。 最小値は 10、最大値は 86400、既定値は 3000 (50 分) です。
ルールの検証中に SDV がルールごとの制限時間を超えると、検証が終了し、コマンド ライン出力と静的ドライバー検証ツールの Main タブの Results セクションに Timeout が報告されます。
SDV_SlamConfig_Spaceout
各ルールを確認するときに SDV が使用できる仮想メモリの量を制限します。 このエントリの値は、メガバイト (MB) 単位の整数です。 最小値は 100、既定値は 2500 MB (2.5 GB) です。
ルールの検証中に SDV が仮想メモリの制限を超えると、検証が終了し、コマンド ライン出力と静的ドライバー検証ツールの Main タブの Results セクションに Spaceout が報告されます。
SDV が Spaceout を報告する場合は、SDV_SlamConfig_Spaceout の値を大きくするか、SDV の実行中にコンピューター上の他のすべてのプロセスを停止するか、より多くのメモリを持つコンピューターに SDV を移動することを検討してください。 システムの最適な値は、システム上の物理メモリの量よりも約 200 MB 少なくなります。
SDV_SlamConfig_NumberOfThreads
検証中に使用するスレッドの数を設定します。 値が 0 の場合、スレッドの数はコンピューター上のプロセッサの数に制限されます (これにはハイパースレッド プロセッサが含まれます)。 値が 0 より大きい値に設定されている場合、この値は SDV が検証中に使用できるスレッドの数を指定します。 スレッドの数を増やすと、SDV の実行時パフォーマンスが向上する可能性がありますが、発生するタイムアウトの数も増加する可能性があります。 既定値は0です。 既定値を使用するマルチプロセッサ コンピューターで SDV を実行している場合、SDV は追加のプロセッサを自動的に利用します。