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ヘッダー ファイルからトレース メッセージを生成する方法

.c、.c++、.cpp、.cxx 以外のファイル名拡張子を持つソース ファイルからトレース メッセージを生成するには、Windows ソフトウェア トレース プリプロセッサを呼び出す RUN_WPP マクロに -ext パラメーターを追加します。

たとえば、.c ファイルと .h ファイルからトレースを生成するには、次のステートメントを使用します。

RUN_WPP=$(SOURCES) -km -ext:.c.h

Tracewpp がスキャンする必要がある .h ファイルが $(SOURCES) に含まれていることを確認するか、コマンド ラインに追加してください。
次に例を示します。

RUN_WPP=$(SOURCES) tracedrv.h -km -ext:.c.h

-scan: オプションで指定された .h ファイルを trace.hなどの構成データ ファイルとして 含めない でください。

-ext パラメーターは、WPP がソース ファイルとして認識するファイルの種類を指定します。 WPP は、別のファイル名拡張子を持つファイルを無視します。 既定では、WPP は .c、.c++、.cpp、および .cxx ファイルのみを認識します。

Windows Vista より前のバージョンの Windows では、このパラメーターの値では大文字と小文字が区別されるため、すべてのケースを一覧表示する必要があります。 次に例を示します。

RUN_WPP=$(SOURCES) -km -ext:.c.C.h.H

また、ヘッダー ファイルの名前が別のソース ファイルと同じ場合は、 -preserveext パラメーターを RUN_WPP マクロに追加します。 次に例を示します。

RUN_WPP=$(SOURCES) -km -ext:.c.C.h.H  -preserveext:.c.h

-preserveext パラメーターは、 トレース メッセージ ヘッダー (.tmh) ファイルの名前を作成するときに、指定されたファイル名拡張子を保持します。 このパラメーターにより、WPP は同じ名前の複数の TMH ファイルを作成できなくなります。 既定では、WPP では tracedrv.tmh などの .tmh ファイル名拡張子のみが使用されます。 -preserveext パラメーターを使用すると、代わりに tracedrv.c.tmh および tracedrv.h.tmh という名前が付けられます。

RUN_WPP のオプション パラメーターの完全なリストについては、 「WPP プリプロセッサ」を参照してください。