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例 9: トレース ログ ファイルのカスタマイズ

この例のコマンドは、Tracelog によって生成されるイベント トレース ログ ファイルをカスタマイズするためのさまざまな方法を示しています。

循環ファイル。 次のコマンドは、循環ログ ファイルを使用してトレース ログ セッションを開始します。 -cir パラメーターを使用して、最大サイズが 2 MB (メガバイト)の循環ログ ファイルを指定します。

最大ファイル サイズの値 (この場合は 2) を省略すると、Tracelog はパラメーターを無視し、順次トレース ログ ファイルを使用してセッションを開始します。

tracelog -start MyTrace -guid MyProvider.guid -f testtrace.etl -cir 2

事前割り当て済みファイル。 次のコマンドは、事前に割り当てられたファイルを使用してトレース ログ セッションを開始します。 この場合、トレース セッションが開始される前に大きなサイズに対応できるように、ファイルが事前に割り当てられました。

このコマンドでは、 -seq パラメーターを使用して、最大ファイル サイズが 128 MB (メガバイト)の順次イベント トレース ログ ファイルを指定し、 -prealloc パラメーターを使用して事前割り当て済みファイルを要求します。 シーケンシャル ファイルが既定ですが、-seq パラメーターを使用して、事前に割り当てられたファイルに必要な最大ファイル サイズを指定しました。 循環ファイルが優先される場合は、 -cir パラメーターを使用して -prealloc の最大ファイル サイズを指定することもできます。

tracelog -start MyTrace -guid MyProvider.guid -f testtrace.etl -seq 128 -prealloc

複数のファイル。 次のコマンドは、1 つの大きなファイルではなく、一連の小さい順次イベント トレース ログ ファイルを生成するトレース ログ セッションを開始します。

このコマンドは、現在のログ ファイルが 1 MB (メガバイト)に達するたびに新しいトレース ログ ファイルを開始するために、最大ファイル サイズ値が 1 の -newfile パラメーターを使用します。 また、 -f パラメーターで指定されたファイル名には、 -newfile を使用する場合に必要な文字 %d が含まれます。 システムは、各ファイルを作成するときに、 %d のファイル カウンター値を置き換える。

tracelog -start MyTrace −guid MyProvider.guid -f testtrace%d.etl -newfile 1

結果として得られる 1 つのMB (メガバイト) ファイルには、作成された順序で番号が付けられます (例: testtrace1.etl)。