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例 5: トレース プロバイダーの有効化

次のコマンドは、"MyTrace" という名前の実行中のトレース セッションに対してトレース プロバイダーを有効にします。

tracelog -enable MyTrace -guid MyProvider.guid

これに対して Tracelog を使用すると、MyProvider.guid ファイル内の GUID によって表されるプロバイダーが有効になります。 このコマンドでは、トレース セッションの他のプロパティは変更されません。

トレース セッションを開始してからプロバイダーを有効にすることも、トレース セッションの開始時にプロバイダーを有効にすることもできます。 たとえば、次のコマンドはトレース セッションを開始し、プロバイダーを有効にします。

tracelog -start MyTrace
tracelog -enable MyTrace -guid MyProvider.guid

これに対し、次のコマンドはセッションを開始し、1 つのコマンドでプロバイダーを有効にします。

tracelog -start MyTrace -guid MyProvider.guid

タイミングの違い以外は、これらのコマンドの効果は同じです。

通常、 tracelog -enable コマンドは、プロバイダーに関連付けられているフラグとレベルを変更するために使用されます。 フラグとレベルはプロバイダーのプロパティであり、トレース セッションのプロパティではないため、 tracelog -update コマンドではなく tracelog -enable コマンドを使用して変更します。

次のコマンドは、MyProvider.guid ファイル内のプロバイダーのフラグとレベルを変更します。 トレース セッションで 有効になっているプロバイダーがプロバイダーのみである場合でも、 -guid パラメーターを使用してトレース プロバイダーを指定する必要があります。

tracelog -enable MyTrace -guid MyProvider.guid -flag 2 -level 2

tracelog -enable コマンドを使用して、トレース セッションにプロバイダーを追加したり、 tracelog -disable コマンドを使用して無効にしたプロバイダーを再度有効にしたりすることもできます。