例 3: TMF ファイルの指定
この例では、トレース メッセージの書式設定に使用する TMF ファイルを指定する方法を示します。
-tmf パラメータを使用します。
次のコマンドでは、 -tmf パラメーターを使用して、TMF ファイルのパスとファイル名を指定します。 このパスは、他の TMF パス指定をオーバーライドします。
tracefmt mytrace.etl -tmf c:\tracing\37753236-c81f-505e-d40a-128d3bb2b5ff.tmf
Tracefmt は、指定された TMF ファイルを使用して、mytrace.etl ファイル内のトレース メッセージの書式を設定します。
-p パラメーターを使用します。
次のコマンドでは、 -p パラメーターを使用して、TMF ファイルが配置されているディレクトリを指定します。 Tracefmt は、トレース プロバイダーの制御 GUID と TMF ファイル名を照合して、正しい TMF ファイルを見つけます。 これにより、ユーザーは面倒な GUID ファイル名をコピーまたは入力する必要ができなくなります。
tracefmt mytrace.etl -p c:\tracing
Tracefmt は、指定された TMF ファイルを使用して、mytrace.etl ファイル内のトレース メッセージの書式を設定します。
%TRACE_FORMAT_SEARCH_PATH% を使用します。
このシリーズの最初のコマンドは、%TRACE_FORMAT_SEARCH_PATH% 環境変数の値をディレクトリの場所 (この場合は c:\tracing) に設定します。
その後の Tracefmt コマンドでは、 -tmf パラメーターと -p パラメーターは省略されます。
set TRACE_FORMAT_SEARCH_PATH=c:\tracing tracefmt mytrace.etl
Tracefmt コマンドではパスもディレクトリも指定されませんが、Tracefmt は c:\tracing ディレクトリで TMF ファイルを検索し、その内容を使用して mytrace.etl ファイル内のトレース メッセージの書式を設定します。
これらのメソッドで指定された TMF ファイルにトレース メッセージの書式設定命令が含まれていない場合、 TraceView は"形式情報が見つかりません" というエラー メッセージを含むメッセージを出力ファイルに書き込みます。 次に例を示します。
Unknown( 10): GUID=37753236-c81f-505e-d40a-128d3bb2b5ff (No Format Information found).
Unknown( 11): GUID=37753236-c81f-505e-d40a-128d3bb2b5ff (No Format Information found).
Unknown( 11): GUID=37753236-c81f-505e-d40a-128d3bb2b5ff (No Format Information found).
...