n (基底数の設定)
n コマンドは、既定の基数を指定した値に設定するか、現在の基数を表示します。
このコマンドを ~n (スレッドの中断) コマンドと混同しないでください。
n [Radix]
パラメーター
Radix
数値の表示と入力に使用される既定の数値ベースを指定します。 次のいずれかの値を使うことができます。
Value | 説明 |
---|---|
8 |
8 進数 |
10 |
10 進法 |
16 |
16 進数 |
基数を省略した場合、現在の既定の数値ベースが表示されます。
Environment
項目 | 説明 |
---|---|
モード | ユーザー モード、カーネル モード |
対象 | ライブ、クラッシュ ダンプ |
プラットフォーム | すべて |
解説
現在の基数は、MASM 式の入力と出力に影響を与えます。 C++ 式の入力または出力には影響を与えません。 これらの式の詳細については、「式の評価」を参照してください。
デバッガーの起動時に、既定の基数は 16 に設定されます。
すべての MASM 式では、数値は現在の基数 (16、10、または 8) の数値として解釈されます。 0x 接頭辞 (16 進数)、0n 接頭辞 (10 進数)、0t 接頭辞 (8 進数)、または 0y 接頭辞 (2 進数) を指定することで、既定の基数をオーバーライドできます。