bsc (条件付きブレークポイントの更新)
bsc コマンドは、ブレークポイントに到達する条件を変更したり、指定した条件付きブレークポイントに到達したときに実行されるコマンドを変更したりします。
bsc ID Condition ["CommandString"]
パラメーター
ID
ブレークポイントの ID 番号を指定します。
Condition
ブレークポイントをトリガーする条件を指定します。
CommandString
ブレークポイントに到達するたびに実行されるコマンドの新しいリストを指定します。 CommandString パラメーターは引用符で囲む必要があります。 複数のコマンドを区切るには、セミコロンを使用します。
CommandString のデバッガー コマンドにはパラメーターを含めることができます。 標準の C 制御文字 (\n や \" など) を使用できます。 第 2 レベルの引用符 (\") に含まれるセミコロンは、埋め込まれ引用符で囲まれた文字列の一部として解釈されます。
CommandString コマンドは、g (Go) コマンドに応答してアプリケーションが実行中にブレークポイントに到達した場合にのみ実行されます。 コードをステップ実行したり、このポイントを超えてトレースしたりしている場合、コマンドは実行されません。
ブレークポイント後にプログラム実行を再開するコマンド (g や t など) は、コマンド リストの実行を終了させます。
Environment
モード |
ユーザー モード、カーネル モード |
Targets |
ライブデバッグのみ |
プラットフォーム |
すべて |
追加情報
ブレークポイントの使用方法、他のブレークポイント コマンドとブレークポイントの制御方法、カーネル デバッガーからユーザー空間でのブレークポイントの設定方法の詳細と例については、「ブレークポイントの使用」を参照してください。 条件付きブレークポイントの詳細については、「条件付きブレークポイントの設定」を参照してください。
備考
CommandString を指定しない場合、ブレークポイントに既に設定されているコマンドはすべて削除されます。
次の構文で bs (ブレークポイントの更新コマンド) コマンドを使用しても、同じ効果を得ることができます。
bs ID "j Condition 'CommandString'; 'gc'"