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ah (アサーションの処理)

ah コマンドは、特定のアドレスに対するアサーションの処理ステータスを制御します。

ahb [Address] 
ahi [Address] 
ahd [Address] 
ahc 
ah 

パラメーター

ahb

指定したアドレスでアサーションが失敗した場合、デバッガーが中断されます。

ahi
指定したアドレスでのアサーションの失敗を無視します。

ahd

指定したアドレスでのアサーションの処理情報を削除します。 この削除により、デバッガーはそのアドレスに対する既定の状態に戻ります。

アドレス

アサーションの処理ステータスを設定する命令のアドレスを指定します。 このパラメーターを省略した場合、デバッガーは現在のプログラム カウンターを使用します。

ahc

現在のプロセスに対するすべてのアサーションの処理情報を削除します。

ah

現在のアサーションの処理設定を表示します。

環境

アイテム 説明
モード ユーザー モード、カーネル モード
ターゲット ライブ デバッグのみ
プラットフォーム すべて

追加情報

中断ステータスと処理ステータスに関する詳細、すべてのイベント コードの説明、すべてのイベントの既定ステータスのリスト、このステータスのその他の制御方法については、「例外とイベントの制御」を参照してください。

解説

ah\ コマンドは、特定のアドレスに対するアサーションの処理ステータスを制御します。 sx* asrt コマンドは、グローバル アサーションの処理ステータスを制御します。 特定のアドレスに対して ah\* を使用し、そこでアサーションが発生した場合、デバッガーは ah\* 設定に基づいて応答し、sx* asrt 設定を無視します。

デバッガーがアサーションを検出すると、デバッガーはまず、その特定のアドレスに対して処理が構成されているかどうかを確認します。 処理が構成されていない場合、デバッガーはグローバル設定を使用します。

ah\* コマンドは、現在のプロセスにのみ影響します。 現在のプロセスが終了すると、すべてのステータス設定が失われます。

アサーションの処理ステータスは STATUS_ASSERTION_EXCEPTION 例外にのみ影響します。 この処理はカーネル モードの ASSERT ルーチンには影響しません。