!lmi
!lmi 拡張コマンドは、モジュールに関する詳細情報を表示します。
!lmi Module
パラメーター
Module
読み込まれるモジュールを名前またはベース アドレスで指定します。
DLL
Dbghelp.dll
備考
モジュールのアドレスは、lm (読み込まれるモジュールのリスト) コマンドを使用して決定できます。
!lmi 拡張コマンドは、モジュール ヘッダーを分析し、そこに含まれる情報のフォーマットされた概要を表示します。 モジュール ヘッダーがページ アウトされると、エラー メッセージが表示されます。 ヘッダー情報をさらに詳細に表示するには、!dh 拡張コマンドを使用します。
このコマンドは、それぞれに異なるタイトルを持つ多数のフィールドを表示します。 これらのタイトルの一部には特定の意味があります。
Image Name フィールドには、拡張コマンドを含む実行可能ファイルの名前が表示されます。 通常、完全なパスは、カーネル モードではなく、ユーザー モードに含まれます。
Module フィールドにはモジュール名が表示されます。 通常、これは拡張子を除いた単なるファイル名です。 場合によっては、モジュール名がファイル名と大きく異なることがあります。
Symbol Type フィールドには、このモジュールのシンボルを読み込もうとするデバッガーの試行に関する情報が表示されます。 さまざまなステータス値の説明については、「シンボル ステータスの略語」を参照してください。 シンボルが読み込まれている場合は、シンボル ファイル名がこれに続きます。
モジュール内の最初のアドレスは Base Address として表示されます。 モジュールのサイズは Size として表示されます。 したがって、Base Address が「faab4000」、Size が「2000」の場合、モジュールは 0xFAAB4000 から 0xFAAB5FFF まで拡張されます。例を次に示します。
例を次に示します。
0:000> lm
start end module name
00400000 0042d000 Prymes C (pdb symbols) Prymes.pdb
77e80000 77f35000 KERNEL32 (export symbols) C:\WINNT\system32\KERNEL32.dll
77f80000 77ffb000 ntdll (export symbols) ntdll.dll
0:000> !lmi 00400000
Loaded Module Info: [00400000]
Module: Prymes
Base Address: 00400000
Image Name: Prymes.exe
Machine Type: 332 (I386)
Time Stamp: 3c76c346 Fri Feb 22 14:16:38 2002
Size: 2d000
CheckSum: 0
Characteristics: 230e stripped
Debug Data Dirs: Type Size VA Pointer
MISC 110, 0, 77a00 [Data not mapped]
Symbol Type: EXPORT - PDB not found
Load Report: export symbols
この例の Characteristics 行に表示される略語の説明については、「シンボル ステータスの略語」を参照してください。