!ioreslist
!ioreslist 拡張機能は、IO_RESOURCE_REQUIREMENTS_LIST 構造を表示します。
!ioreslist Address
パラメーター
Address
IO_RESOURCE_REQUIREMENTS_LIST 構造体の 16 進アドレスを指定します。
DLL
Kdexts.dll
追加情報
この拡張機能コマンドのアプリケーションについては、 「プラグアンドプレイデバッグ」 を参照してください。 IO_RESOURCE_REQUIREMENTS_LIST 構造体の詳細については、Windows Driver Kit (WDK) のドキュメントを参照してください。
解説
この拡張機能からの出力の例を次に示します。
kd> !ioreslist 0xe122b768
IoResList at 0xe122b768 : Interface 0x5 Bus 0 Slot 0xe
Alternative 0 (Version 1.1)
Preferred Descriptor 0 - Port (0x1) Device Exclusive (0x1)
Flags (0x01) - PORT_IO
0x000100 byte range with alignment 0x000100
1000 - 0x10ff
Alternative Descriptor 1 - Port (0x1) Device Exclusive (0x1)
Flags (0x01) - PORT_IO
0x000100 byte range with alignment 0x000100
0 - 0xffffffff
Descriptor 2 - DevicePrivate (0x81) Device Exclusive (0x1)
Flags (0000) -
Data: : 0x1 0x0 0x0
Preferred Descriptor 3 - Memory (0x3) Device Exclusive (0x1)
Flags (0000) - READ_WRITE
0x001000 byte range with alignment 0x001000
40080000 - 0x40080fff
Alternative Descriptor 4 - Memory (0x3) Device Exclusive (0x1)
Flags (0000) - READ_WRITE
0x001000 byte range with alignment 0x001000
0 - 0xffffffff
Descriptor 5 - DevicePrivate (0x81) Device Exclusive (0x1)
Flags (0000) -
Data: : 0x1 0x1 0x0
Descriptor 6 - Interrupt (0x2) Shared (0x3)
Flags (0000) - LEVEL_SENSITIVE
0xb - 0xb
IO_RESOURCE_REQUIREMENTS_LIST には、以下に関する情報が含まれています。
リソースの種類
リソースには 4 つのタイプがあります。I/O、メモリ、IRQ、DMA。
記述子
各優先設定には、「優先」記述子といくつかの「代替」記述子があります。
このリソース リストには次のリクエストが含まれています。
I/O範囲
0x1000 ~ 0x10FF の範囲が優先されますが、0x100 で揃えられていれば、0 ~ 0xFFFFFFFF の任意の 0x100 範囲を使用できます。 (たとえば、0x1100 ~ 0x11FF が許容されます。)
メモリ
0x40080000 ~ 0x40080FFF の範囲が優先されますが、サイズが 0x1000 で、0x1000 に整列され、0 ~ 0xFFFFFFFF の間に位置する任意の範囲を使用できます。
IRQ
IRQ 0xB を使用する必要があります。
割り込みと DMA チャネルは、同じ始まりと終わりを持つ範囲として表されます。