.extpath (拡張機能のパスの設定)
.extpath コマンドは、拡張 DLL 検索パスを設定または表示します。
.extpath[+] [Directory[;...]]
パラメーター
+
デバッガーが、(パスを置き換えるのではなく) 以前の拡張 DLL 検索パスに新しいディレクトリを追加する必要があることを示します。
Directory
検索パスに入れる 1 つ以上のディレクトリを指定します。 ディレクトリ を指定しない場合は、現在のパスが表示されます。 複数のディレクトリはセミコロンで区切ることができます。
Environment
項目 | 説明 |
---|---|
モード | ユーザー モード、カーネル モード |
対象 | ライブ、クラッシュ ダンプ |
プラットフォーム | すべて |
追加情報
拡張検索パスと拡張 DLL の読み込みの詳細については、「デバッガ拡張 DLL の読み込み」を参照してください。
解説
拡張 DLL 検索パスは、各デバッグ セッションの開始時にデフォルト値にリセットされます。
ライブ カーネル モード デバッグ中にターゲット コンピューターを再起動すると、新しいデバッグ セッションが開始されます。 したがって、カーネル モードのデバッグ中に拡張 DLL 検索パスに加えた変更は、ターゲット コンピューターを再起動しても保持されません。
拡張 DLL 検索パスのデフォルト値には、デバッガに認識されているすべての拡張パスと %PATH% 環境変数内のすべてのパスが含まれます。 たとえば、%PATH% 環境変数の値がC:\Windows\system32;C:\Windows
であるとします。 DLL 拡張子の検索パスのデフォルト値は次のようになります。
0:000> .extpath
Extension search path is: C:\Program Files\Debugging Tools for Windows (x64)\WINXP;C:\Program Files\
Debugging Tools for Windows (x64)\winext;C:\Program Files\Debugging Tools for Windows (x64)\winext\
arcade;C:\Program Files\Debugging Tools for Windows (x64);C:\Program Files\Debugging Tools for
Windows (x64)\winext\arcade;C:\Windows\system32;C:\Windows