次の方法で共有


!amli dns

!amli dns 拡張機能は、ACPI 名前空間オブジェクトを表示します。

構文

    !amli dns [/s] [Name | Address]

パラメーター

/秒
指定されたオブジェクトの下の名前空間サブツリー全体が再帰的に表示されます。

Name
名前空間のパスを指定します。

Address
名前空間ノードのアドレスを指定します。

DLL

Kdexts.dll

追加情報

関連するコマンドとその使用法については、「AMLI デバッガー」を参照してください。

解説

NameAddress も指定されていない場合、ACPI 名前空間ツリー全体が再帰的に表示されます。 この場合、 /s パラメータは、指定されていない場合でも、このケースでは常に想定されます。

このコマンドは、特定の名前空間オブジェクトが何であるか (メソッド、フィールド ユニット、デバイス、または別のタイプのオブジェクトであるかどうか) を判断するのに役立ちます。

/s パラメータを指定しなかった場合、この拡張機能は !nsobj 拡張機能と同等です。 /s パラメータを使用すると、!nstree 拡張機能と同等です。

いくつか例を挙げます。 次のコマンドは、オブジェクト bios の名前空間を表示します。

AMLI(? for help)-> dns \bios

ACPI Name Space: \BIOS (80E5F378)
OpRegion(BIOS:RegionSpace=SystemMemory,Offset=0xfcb07500,Len=2816)

次のコマンドは、オブジェクト _BST の名前空間とそれに従属するツリーを表示します。

kd> !amli dns /s \_sb.pci0.isa.bat1._bst

ACPI Name Space: \_SB.PCI0.ISA.BAT1._BST (c29c2044)
Method(_BST:Flags=0x0,CodeBuff=c29c20a5,Len=103)

デバイス BAT1 の名前空間を表示するには、次のように入力します。

kd> !amli dns /s \_sb.pci0.isa.bat1

DOCK デバイスに従属するすべての名前空間を表示するには、次のように入力します。

kd> !amli dns /s \_sb.pci0.dock

_DCK メソッドに従属する名前空間を表示するには、次のように入力します。

kd> !amli dns /s \_sb.pci0.dock._dck

名前空間全体を表示するには、次のように入力します。

kd> !amli dns