Windows 用デバッグ ツールでは、ローカル カーネル デバッグがサポートされています。 これは、1 台のコンピューター上でのカーネルモード デバッグです。 つまり、デバッガーは、デバッグ中の同じコンピューター上で実行されます。 ローカル デバッグでは、状態を確認することはできますが、OS の実行停止の原因となるカーネル モード プロセスを中断することはできません。
local bcdedit オプションは、Windows 8.0 および Windows Server 2012 以降で使用できます。
ローカル カーネルモード デバッグの設定
重要
BCDEdit を使用してブート情報を変更する前に、テスト PC で BitLocker やセキュア ブートなどの Windows セキュリティ機能を一時的に中断することが必要になる場合があります。 デバッグが完了し、ローカル コンピューターでカーネル デバッグを無効にしたら、セキュア ブートを再度有効にできます。
- 管理者として [コマンド プロンプト] ウィンドウを開きます。 「bcdedit /debug on」と入力します
- コンピューターがデバッグ トランスポートのターゲットとして未構成の場合は、「bcdedit /dbgsettings local」と入力します
- コンピューターを再起動します。
デバッグ セッションの開始
WinDbg の使用
管理者として WinDbg を開きます。 [ファイル] メニューの [カーネル デバッグ] を選択します。 [カーネル デバッグ] ダイアログ ボックスで、[ローカル] タブを開きます。[OK] を選択します。
管理者として [コマンド プロンプト] ウィンドウを開き、次のコマンドを入力して、WinDbg とのセッションを開始することもできます。
windbg -kl
KD の使用
管理者として [コマンド プロンプト] ウィンドウを開き、次のコマンドを入力します。
kd -kl