使用できないシンボル ストアの処理
SymSrv がファイルを取得するように構成されているシンボル ストアの 1 つがダウンしている場合、またはその他の理由で使用できない場合、ファイル要求のたびにクライアントから長い待ち時間が発生する可能性があります。 SymProxy から SymSrv を呼び出す場合、SymSrv を設定して問題のストアへのアクセスを停止することで、このような待ち時間のほとんどを回避できます。 この機能が有効になると、SymSrv は、設定された間隔で同じストアから指定された数のタイムアウトが発生した後、一定の期間、ストアの使用を停止します。 これらの変数の値は、.ini ファイルまたはレジストリから制御できます。
.ini ファイルを使用してシンボル ストアへのアクセスを制御するには
%WINDIR%\system32\inetsrv\Symsrv.ini で、timeouts という セクションを作成します。
このセクションに、trigger、count、blackout の値を追加します。
Trigger は、タイムアウトを監視する時間を分単位で指定します。 Count は、trigger 時間中に許可されるタイムアウトの回数を示します。 Blackout は、しきい値に達した後にストアを無効にする時間の長さを分単位で指定します。
たとえば、次の設定が推奨されます。
[timeouts]
trigger=10
count=5
blackout=15
この例では、10 分間に 5 回のタイムアウトが発生した場合、ストア アクセスがオフになります。 15 分間のブラックアウト時間が経過すると、ストアは再アクティブ化されます。
レジストリを使用してシンボル ストアへのアクセスを制御するには
という名前のキーを作成します
HKLM\ Software\Microsoft\Symbol Server\Timeouts
trigger、count、blackout という 3 つの REG_DWORD 値をこのキーに追加します。 これらの値は、.ini ファイルの場合と同様に設定します。
レジストリまたは.ini ファイルのどちらを使用する場合でも、トリガー、カウント、またはブラックアウトの値のいずれかが 0 に設定されている場合、またはいずれかのキーまたは値が存在しない場合、この機能は無効になります。
SymSrv のこの機能は、現在、サービスとして実行されている場合にのみ使用できます。 つまり、この機能の唯一の実用的な用途は、SymProxy から呼び出されたときです。