UMDH ログの分析
次のコマンドを使用して、「実行中のプロセスの分析」で説明されている構文を使用して UMDH を実行して作成されたユーザー モード ダンプ ヒープ (UMDH) ログを分析します。 この分析では、スタック トレースではなく、割り当てに重点を置いています。
1 つのログ ファイルを分析したり、さまざまな実行のログを比較したりして、時間の経過に伴うプログラムまたはドライバーのメモリ ダンプ割り当ての変化を検出できます。
umdh [-d] [-v] [-l] File1 [File2] [-h | ?]
パラメーター
-d
数値データを 10 進数で表示します。 既定値は 16 進数です。
-v
詳細モード トレースと概要情報が含まれます。 トレースは、1 つのログ ファイルを分析するときに最も役立ちます。
-l
ログにファイル名と行番号が含まれます。 (パラメーターは小文字の "L" であり、数字 1 ではないことに注意してください)。
File1 [File2]
分析する UMDH ログ ファイルを指定します。
UMDH は、実行中のプロセスを分析モードで実行するとログ ファイルを作成し、ログの内容をテキスト ファイル (-f) に保存します。
1 つのログ ファイルを指定すると、UMDH はファイルを分析し、割り当てられたバイトの降順で各トレースの関数呼び出しを表示します。
2 つのログ ファイルを指定すると、UMDH はファイルを比較し、2 つの試行の間で割り当てが最も大きくなった関数呼び出しを降順で表示します。
-h | ?
ヘルプを表示します。
使用例
umdh dump.txt
umdh -d -v dump.txt
umdh dump1.txt dump2.txt
備考
たとえば、UMDH ログを作成するログを記録するコンピューターと、UMDH ログを分析する分析コンピューターの 2 つのコンピューターがあるとします。 分析コンピューターのシンボル パスは、ログが作成された時点でログ コンピューターに読み込まれた Windows のバージョンのシンボルを指している必要があります。 分析コンピューター上のシンボル パスをシンボル サーバーにポイントしないでください。 その場合、UMDH は分析コンピューターで実行されている Windows のバージョンのシンボルを取得し、UMDH には意味のある結果が表示されません。