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KeReleaseSpinLock マクロ (wdm.h)

KeReleaseSpinLock ルーチンはスピン ロックを解放し、呼び出し元が実行されていた元の IRQL を復元します。

構文

VOID
KeReleaseSpinLock (
    _Inout_ PKSPIN_LOCK SpinLock,
    _In_ _IRQL_restores_ KIRQL NewIrql
    );

パラメーター

[in] SpinLock

呼び出し元がストレージを提供するKSPIN_LOCKスピン ロックへのポインター。

[in, out] NewIrql

KeAcquireSpinLock の前の呼び出しから保存された KIRQL 値を指定します。

戻り値

なし

解説

この呼び出しは、 KeAcquireSpinLock に対する相互の呼び出しです。 入力 NewIrql 値は、KeAcquireSpinLock によって返される OldIrql である必要があります。

ロックの詳細については、「スピンロック」を参照してください。

このルーチンの呼び出し元は、IRQL = DISPATCH_LEVELで実行されています。 KeReleaseSpinLock から返されると、IRQL は NewIrql 値に復元されます。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 以降で使用できます。
対象プラットフォーム ユニバーサル
Header wdm.h (Wdm.h、Ntddk.h、Ntifs.h を含む)
Library Hal.lib
IRQL DISPATCH_LEVEL (「解説」セクションを参照)
DDI コンプライアンス規則 HwStorPortProhibitedDDIs(storport), IrqlKeReleaseSpinLock(storport), IrqlKeReleaseSpinLock(storport), IrqlKeReleaseSpinLock(wdm), MarkingQueuedIrps(wdm)ReqSendWhileSpinlock(kmdf)Spinlock(kmdf)、Spinlock(kmdf)、 SpinLock(storport)、SpinLock(storport)、 SpinLock(wdm)SpinlockDpc(kmdf)、SpinlockDpc(kmdf)、 SpinLockDpc(storport)、SpinLockDpc( wdm)SpinlockRelease(kmdf)、SpinlockRelease(kmdf)、 SpinLockRelease(storport)、SpinLockRelease(storport)、 SpinlockRelease(wdm)SpinLockSafe(storport)、SpinLockSafe(storport)、 SpinLockSafe(wdm)

こちらもご覧ください

KeAcquireSpinLock

KeInitializeSpinLock