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IoCreateUnprotectedSymbolicLink 関数 (wdm.h)

IoCreateUnprotectedSymbolicLink ルーチンは、デバイス オブジェクト名と対応する Win32 表示名の間に保護されていないシンボリック リンクを設定します。

構文

NTSTATUS IoCreateUnprotectedSymbolicLink(
  [in] PUNICODE_STRING SymbolicLinkName,
  [in] PUNICODE_STRING DeviceName
);

パラメーター

[in] SymbolicLinkName

シンボリック リンク名を Unicode 文字列として指定します。

[in] DeviceName

シンボリック リンク名が参照するデバイス オブジェクトの名前を指定します。

戻り値

IoCreateUnprotectedSymbolicLink は、操作の最終的な状態を返します。

注釈

WDM ドライバーはデバイス オブジェクトに名前を付けないため、このルーチンを使用しないでください。 代わりに、WDM ドライバーは IoRegisterDeviceInterface を呼び出してシンボリック リンクを設定する必要があります。

ユーザーがシンボリック リンクを操作できる必要がある場合は、IoCreateUnprotectedSymbolicLink をドライバーで使用できます。 たとえば、並列ドライバーとシリアル ドライバーは、ユーザーが MODE コマンドを使用して操作および再割り当てできるように、LPTx と COMx の保護されていないシンボリック リンクを作成します。

一般に、保護されたサブシステムで、たとえば LPT1 を使用してネットワーク プリンターにアクセスする場合など、名前付きデバイスが参照する内容をエンド ユーザーが変更できる場合、ドライバーは IoCreateSymbolicLink の代わりにこのルーチンを呼び出す必要があります。

IoCreateSymbolicLink を使用するタイミングの詳細については、「名前付きデバイス オブジェクト」を参照してください。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 以降で使用できます。
対象プラットフォーム ユニバーサル
Header wdm.h (Wdm.h、Ntddk.h、Ntifs.h を含む)
Library NtosKrnl.lib
[DLL] NtosKrnl.exe
IRQL PASSIVE_LEVEL
DDI コンプライアンス規則 HwStorPortProhibitedDDIs(storport), IrqlIoPassive4(wdm), PowerIrpDDis(wdm)

こちらもご覧ください

IoAssignArcName

IoCreateSymbolicLink

IoDeleteSymbolicLink

IoRegisterDeviceInterface