ExReleaseSpinLockShared 関数 (wdm.h)
ExReleaseSpinLockShared ルーチンは、呼び出し元が以前に共有アクセス用に取得したスピン ロックの所有権を解放し、IRQL を元の値に復元します。
構文
void ExReleaseSpinLockShared(
[in, out] PEX_SPIN_LOCK SpinLock,
[in] KIRQL OldIrql
);
パラメーター
[in, out] SpinLock
解放するスピン ロックへのポインター。 呼び出し元は、共有アクセスのためにこのスピン ロックを所有している必要があります。
[in] OldIrql
復元する割り込み要求レベル (IRQL)。 このパラメーターを、スピン ロックを取得した ExAcquireSpinLockShared 呼び出しによって返された KIRQL 値に設定します。
戻り値
なし
解説
このルーチンは、呼び出し元が所有するスピン ロックの場合にのみ呼び出す必要があります。
このルーチンに入る場合、呼び出し元は IRQL = DISPATCH_LEVELで実行されている必要があります。 終了する前に、 ExReleaseSpinLockShared は IRQL を OldIrql パラメーターで指定された値に復元します。
呼び出し元は、スピン ロックを解放する前に、短時間だけ保持する必要があります。 詳細については、「 スピン ロックの概要」を参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista SP1 以降で使用できます。 |
対象プラットフォーム | ユニバーサル |
Header | wdm.h |
IRQL | DISPATCH_LEVEL (「解説」を参照)。 |