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ExInitializeRundownProtection 関数 (wdm.h)

ExInitializeRundownProtection ルーチンは、共有オブジェクトのランダウン保護を初期化します。

構文

void ExInitializeRundownProtection(
  [out] PEX_RUNDOWN_REF RunRef
);

パラメーター

[out] RunRef

初期化される呼び出し元によって割り当てられた EX_RUNDOWN_REF 構造体へのポインター。 割り当ては、32 ビット プラットフォームでは 4 バイトアラインメントされ、64 ビット プラットフォームでは 8 バイトアラインされている必要があります。 詳細については、「解説」を参照してください。

戻り値

なし

解説

このルーチンは、共有メモリ内に存在し、他のドライバーがアクセスする オブジェクトを所有するドライバーによって呼び出されます。

ExInitializeRundownProtection を呼び出して 、他 のランダウン保護ルーチンにパラメーターとして渡される前に、EX_RUNDOWN_REF構造体を初期化する必要があります。

ランダウン保護ルーチンは 、EX_RUNDOWN_REF 構造体を使用して、構造体に関連付けられている共有オブジェクトのランダウン状態を追跡します。 この状態情報には、現在オブジェクトに対して有効になっているランダウン保護のインスタンスの数が含まれます。 ExInitializeRundownProtection は、このカウントを 0 に初期化します。

EX_RUNDOWN_REF構造体が初期化された後、関連付けられたオブジェクトにアクセスする他のドライバーは、ExAcquireRundownProtection ルーチンと ExReleaseRundownProtection ルーチンを呼び出して、オブジェクトのランダウン保護を取得および解放できます。

詳細については、「 Run-Down Protection」を参照してください。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows XP 以降で使用できます。
対象プラットフォーム ユニバーサル
Header wdm.h (Wdm.h を含む)
Library NtosKrnl.lib
[DLL] NtosKrnl.exe
IRQL <= APC_LEVEL

こちらもご覧ください

EX_RUNDOWN_REF

ExAcquireRundownProtection

ExReleaseRundownProtection