SET_VIRTUAL_DEVICE_DATA コールバック関数 (wdm.h)
SetVirtualFunctionData ルーチンは、単一ルート I/O 仮想化 (SR-IOV) インターフェイスをサポートするデバイス上の仮想関数 (VF) の PCI Express (PCIe) 構成空間にデータを書き込みます。
構文
SET_VIRTUAL_DEVICE_DATA SetVirtualDeviceData;
ULONG SetVirtualDeviceData(
[in, out] PVOID Context,
[in] USHORT VirtualFunction,
[in] PVOID Buffer,
[in] ULONG Offset,
[in] ULONG Length
)
{...}
パラメーター
[in, out] Context
インターフェイス固有のコンテキスト情報へのポインター。 呼び出し元は、インターフェイスのPCI_VIRTUALIZATION_INTERFACE構造体の Context メンバーとして渡される値を渡します。
[in] VirtualFunction
データの書き込み元となるデバイス上の VF を指定する 0 から始まる値。
[in] Buffer
VF の PCIe 構成空間に書き込まれる構成情報を格納しているバッファーへのポインター。
[in] Offset
VF の PCIe 構成空間データへのオフセット。 このメンバーは、この書き込み操作の開始場所を指定します。
[in] Length
書き込むデータの長さ (バイト単位)。
戻り値
*SetVirtualFunctionData ルーチンは、正常な書き込み操作の後に書き込まれた PCIe 構成データの長さをバイト単位で返します。 書き込み操作が失敗した場合、ルーチンは 0 を返します。
注釈
*SetVirtualFunctionData ルーチンは SetBusData ルーチンに似ていますが、PCIe 構成データをデバイスの物理関数 (PF) ではなく VF に書き込む点が除きます。
*SetVirtualFunctionData ルーチンは、 GUID_PCI_VIRTUALIZATION_INTERFACE インターフェイスによって提供されます。 SetBusData ルーチンは、GUID_BUS_INTERFACE_STANDARD インターフェイスによって提供されます。
仮想化スタックは、ゲスト オペレーティング システムで実行されているドライバーが SetBusData ルーチンを呼び出すと、*SetVirtualFunctionData を呼び出します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Server 2012 以降のバージョンの Windows でサポートされています。 |
対象プラットフォーム | デスクトップ |
Header | wdm.h (Wdm.h を含む) |
IRQL | IRQL <= APC_LEVEL |