コールバック関数EVT_UDECX_USB_ENDPOINT_START (udecxusbendpoint.h)
USB デバイス エミュレーション クラス拡張機能 (UdeCx) は、このコールバック関数を呼び出して、仮想 USB デバイスの指定されたエンドポイントで I/O 要求の処理を開始します。
構文
EVT_UDECX_USB_ENDPOINT_START EvtUdecxUsbEndpointStart;
void EvtUdecxUsbEndpointStart(
[in] UDECXUSBENDPOINT UdecxUsbEndpoint
)
{...}
パラメーター
[in] UdecxUsbEndpoint
I/O 要求の受信を開始できるエンドポイントを表す UDE エンドポイント オブジェクトへのハンドル。 クライアント ドライバーは、 UdecxUsbEndpointCreate の前回の呼び出しでこのポインターを取得しました。
戻り値
なし
解説
クライアント ドライバーは、 UdecxUsbEndpointInitSetCallbacks への以前の呼び出しで、その実装への関数ポインターを指定することで、このコールバック関数を登録しました。
クライアント ドライバーは、エンドポイントを作成した後、I/O 要求の受信を自動的に開始しません。 UdeCx は、処理のためにこれらの要求を転送する準備ができたら、クライアント ドライバーの EVT_UDECX_USB_ENDPOINT_START 関数を呼び出し、クライアント ドライバーはエンドポイントのキューと、エンドポイントの転送された I/O を受信するすべてのキューで I/O の処理を開始できます。 このコールバックは、EVT_UDECX_USB_ENDPOINT_PURGEコールバックが完了した後、 エンドポイント を処理 I/O の状態に戻します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 10 |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2016 |
対象プラットフォーム | Windows |
最小 KMDF バージョン | 1.15 |
Header | udecxusbendpoint.h (Udecx.h を含む) |
IRQL | <=DISPATCH_LEVEL |