IStiUSD::Escape メソッド (stiusd.h)
静止画像ミニドライバーの IStiUSD::Escape メソッドは、静止画像デバイスでベンダー固有の I/O 操作を実行します。
構文
HRESULT Escape(
STI_RAW_CONTROL_CODE EscapeFunction,
LPVOID lpInData,
DWORD cbInDataSize,
LPVOID pOutData,
DWORD cbOutDataSize,
LPDWORD pdwActualData
);
パラメーター
EscapeFunction
I/O 操作を表す呼び出し元指定のベンダー定義の DWORD サイズの値。 ベンダー定義の値は、 Sti.h で定義されているSTI_RAW_RESERVEDより大きくする必要があります。
lpInData
デバイスに送信されるデータを含むバッファーへの呼び出し元指定ポインター。
cbInDataSize
lpInData が指すバッファーの呼び出し元から指定された長さ (バイト単位)。
pOutData
デバイスからデータを受信するためのメモリ バッファーへの呼び出し元指定ポインター。
cbOutDataSize
lpOutData が指すバッファーの呼び出し元から指定された長さ (バイト単位)。
pdwActualData
pOutData に実際に書き込まれたバイト数を受け取ります。
戻り値
操作が成功した場合、メソッドは S_OKを返す必要があります。 それ以外の場合は、 stierr.h で定義されている STIERR プレフィックス付きのエラー コードのいずれかを返す必要があります。 メソッドが実装されていない場合は、STIERR_UNSUPPORTEDを返す必要があります。
注釈
静止画像ミニドライバーは、IStiUSD::RawReadData、IStiUSD::RawWriteData、IStiUSD::RawReadCommand、または IStiUSD::RawWriteCommand メソッド内で実装できない I/O 操作が必要な場合にのみ、IStiUSD::Escape を実装する必要があります。 ミニドライバーは、 IStiUSD::Escape のパラメーター使用法を定義します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
対象プラットフォーム | デスクトップ |
Header | stiusd.h (Stiusd.h を含む) |