FsRtlLogCcFlushError 関数 (ntifs.h)
FsRtlLogCcFlushError ルーチンは、失われた遅延書き込みエラーをログに記録し、ユーザーにダイアログ ボックスを表示します。
構文
NTSTATUS FsRtlLogCcFlushError(
[in] PUNICODE_STRING FileName,
[in] PDEVICE_OBJECT DeviceObject,
[in] PSECTION_OBJECT_POINTERS SectionObjectPointer,
[in] NTSTATUS FlushError,
[in] ULONG Flags
);
パラメーター
[in] FileName
フラッシュできなかったファイルの名前。
[in] DeviceObject
このログ エントリを提出する必要があるデバイス オブジェクトへのポインター。
[in] SectionObjectPointer
フラッシュが失敗したファイルのセクション オブジェクトへのポインター。
[in] FlushError
CcFlushCache の呼び出しによって返されるエラー。
[in] Flags
0 の値、または次のフラグの 1 つ以上のビットごとの組み合わせ。
フラグ | 説明 |
---|---|
FSRTL_CC_FLUSH_ERROR_FLAG_NO_HARD_ERROR | ユーザーへの情報ダイアログ ボックスの表示を抑制します。 |
FSRTL_CC_FLUSH_ERROR_FLAG_NO_LOG_ENTRY | システム エラー ログ エントリの生成を抑制します。 |
戻り値
FsRtlLogCcFlushError ルーチンは、成功した場合にSTATUS_SUCCESS、または別の NTSTATUS 値 (STATUS_INSUFFICIENT_RESOURCESなど) を返します。
注釈
呼び出しに適切な フラグが含まれている場合を除き、 FsRtlLogCcFlushError ルーチンは IoRaiseInformationalHardError を使用して、特定のエラーや FileName を含むダイアログ ボックスをユーザーに表示し、 IoWriteErrorLogEntry を使用してエラーをログに記録します。
FileName 全体がログ バッファー内に収まらない場合、ルーチンは省略記号をファイル名に挿入します。
キャッシュに変更されたページが残っている場合、エラーは致命的ではありません。 ルーチンは、エラーのログ記録やダイアログ ボックスの表示を行わずに呼び出し元に戻ります。
エラーが致命的な場合、ルーチンは、プロセッサ制御ブロック (PRCB) で失われた遅延書き込みカウンターをインクリメントします。 このカウンターは、失われた遅延書き込みエラーのトラブルシューティングに使用できます。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista |
対象プラットフォーム | ユニバーサル |
Header | ntifs.h (FltKernel.h、Ntifs.h を含む) |
Library | NtosKrnl.lib |
[DLL] | NtosKrnl.exe |
IRQL | <= APC_LEVEL |