FsRtlCheckLockForWriteAccess 関数 (ntifs.h)
FsRtlCheckLockForWriteAccess ルーチンは、特定の IRP に関連付けられているプロセスがファイルのロックされた領域への書き込みアクセス権を持っているかどうかを判断します。
構文
BOOLEAN FsRtlCheckLockForWriteAccess(
[in] PFILE_LOCK FileLock,
[in] PIRP Irp
);
パラメーター
[in] FileLock
ファイルのFILE_LOCK構造体へのポインター。 この構造体は、FsRtlAllocateFileLock または FsRtlInitializeFileLock の以前の呼び出しによって初期化されている必要があります。
[in] Irp
IRP へのポインター。 書き込み操作の IRP である必要があります。
戻り値
FsRtlCheckLockForWriteAccess は、プロセスに書き込みアクセス権がある場合は TRUE を返し、それ以外の場合は FALSE を 返します。
注釈
Microsoft Windows XP 以降では、 FsRtlCheckLockForWriteAccess は、書き込み操作を要求したスレッドが現在アタッチされているプロセスを確認します。
Microsoft Windows 2000 以前では、 FsRtlCheckLockForWriteAccess によってスレッドを作成したプロセスがチェックされます。
FsRtlCheckLockForWriteAccess は、書き込まれるバイト範囲に競合するロックがあるかどうかを確認します。
FsRtlCheckLockForWriteAccess は Irp で指定された IRP を完了しません。
ミニフィルターは、 FsRtlCheckLockForWriteAccess の代わりに FltCheckLockForWriteAccess を呼び出す必要があります。
要件
要件 | 値 |
---|---|
対象プラットフォーム | ユニバーサル |
Header | ntifs.h (Ntifs.h を含む) |
Library | NtosKrnl.lib |
[DLL] | NtosKrnl.exe |
IRQL | <= APC_LEVEL |
DDI コンプライアンス規則 | HwStorPortProhibitedDDIs(storport) |