IoSetThreadHardErrorMode 関数 (ntddk.h)
IoSetThreadHardErrorMode ルーチンは、現在のスレッドのハード エラーレポートを有効または無効にします。
構文
BOOLEAN IoSetThreadHardErrorMode(
[in] BOOLEAN EnableHardErrors
);
パラメーター
[in] EnableHardErrors
このスレッドに対して、ユーザーへのハード エラー報告を有効または無効にするかどうかを指定します。 TRUE の値を 指定 すると、ハード エラーレポートが有効になります。 FALSE を指定 すると、無効になります。
戻り値
IoSetThreadHardErrorMode は、このルーチンの実行が完了する前に、このスレッドからハード エラーが有効になっている場合 に TRUE を 返します。 それ以外の場合、このルーチンは FALSE を返します。
注釈
特定のスレッドでハード エラーが無効になっている場合、 IoRaiseHardError を呼び出しても、重大なエラーが発生したことを示すメッセージはユーザーに表示されません。 さらに、 IoRaiseHardError に渡される IRP は、ユーザー バッファーにデータをコピーせずに完了します。 ハード エラーを無効にした後 に IoRaiseInformationalHardError を呼び出すと、そのルーチンは常にこのスレッドに対して FALSE を 返します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Microsoft Windows 2000 以降のバージョンの Windows で使用できます。 |
対象プラットフォーム | ユニバーサル |
Header | ntddk.h (Ntddk.h を含む) |
Library | NtosKrnl.lib |
[DLL] | NtosKrnl.exe |
IRQL | <=DISPATCH_LEVEL |