BOOT_DRIVER_CALLBACK_FUNCTION コールバック関数 (ntddk.h)
ブートスタート ドライバーのBOOT_DRIVER_CALLBACK_FUNCTION ルーチンを使用すると、ブート開始ドライバーの初期化イベントを監視し、カーネルにデータを返して、カーネルが各ブートスタート ドライバーを初期化するかどうかを決定できます。 ブートスタート ドライバー コールバック ルーチンを登録する関数プロトタイプは次のとおりです。
構文
BOOT_DRIVER_CALLBACK_FUNCTION BootDriverCallbackFunction;
void BootDriverCallbackFunction(
PVOID CallbackContext,
BDCB_CALLBACK_TYPE Classification,
PBDCB_IMAGE_INFORMATION ImageInformation
)
{...}
パラメーター
CallbackContext
このBOOT_DRIVER_CALLBACK_FUNCTION実装を登録したときに、ドライバーが CallbackContext パラメーターとして IoRegisterBootDriverCallback に渡した値。
Classification
ブート開始ドライバーの初期化の状態を識別するか、ブート開始ドライバーが初期化されようとしていることを示すBDCB_CALLBACK_TYPE列挙値。
ImageInformation
コールバックの種類に固有の情報を含む BDCB_IMAGE_INFORMATION 構造体へのポインター。 構造体の型は、次の表に示すように、CallbackType に渡される値によって異なります。
CallbackType の値 | 使用する対応する構造体 |
---|---|
BdCbStatusUpdate | BDCB_STATUS_UPDATE_TYPE |
BdCbInitializeImage | BDCB_CLASSIFICATION |
戻り値
なし
解説
ブート開始ドライバーの初期化操作の通知を受け取るために、早期起動マルウェア対策 (ELAM) ドライバーは IoRegisterBootDriverCallback を呼び出すことができます。 登録を解除するには、 IoUnRegisterBootDriverCallback を呼び出します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
Header | ntddk.h |
IRQL | PASSIVE_LEVEL |