DUMP_READ コールバック関数 (ntdddump.h)

Dump_Read コールバックルーチンは、ダンプポートドライバーからの読み取りの後に呼び出されます。フィルタードライバーは、このルーチンの呼び出し中にダンプデータにアクセスできます。

構文

DUMP_READ DumpRead;

NTSTATUS DumpRead(
  [in] PFILTER_EXTENSION FilterExtension,
  [in] PLARGE_INTEGER DiskByteOffset,
  [in] PMDL Mdl
)
{...}

[in] FilterExtension

FILTER_EXTENSION 構造体へのポインター。

[in] DiskByteOffset

クラッシュダンプまたは休止状態のソースパーティションに対する相対値 (バイト単位)。フィルタードライバーでは、このフィールドを変更しないでください。

[in] Mdl

ダンプデータを含むデータバッファーを記述する MDL 構造体へのポインター。フィルタードライバーでは、このフィールドを変更しないでください。

ルーチンが成功した場合は、STATUS_SUCCESSを返す必要があります。それ以外の場合は、Ntstatus.hで定義されているエラー状態値のいずれかを返す必要があります。

フィルタードライバーは、クラッシュダンププロセスによって読み取られたデータを読み取ることができます。

フィルタードライバーは、Mdl に含まれるデータバッファーの内容を変更して、ディスクに書き込まれたときにデータに加えられた変更を元に戻すことができます。