NDIS_RAISE_IRQL_TO_DISPATCH マクロ (ndis.h)
NDIS_RAISE_IRQL_TO_DISPATCH マクロは、現在の IRQL を現在のプロセッサでDISPATCH_LEVELするように上げます。
構文
void NDIS_RAISE_IRQL_TO_DISPATCH(
_pIrql_
);
パラメーター
_pIrql_
NDIS_RAISE_IRQL_TO_DISPATCHが元の (つまり、評価されていない) IRQL 値を格納する KIRQL 型変数へのポインター。 この元の IRQL 値は、 NDIS_LOWER_IRQL マクロの後続の呼び出しで使用する必要があります。
戻り値
なし
解説
NDIS ネットワーク ドライバーでは、 NDIS_RAISE_IRQL_TO_DISPATCH マクロを使用して、現在の IRQL を発生させる必要があります。
現在の IRQL がDISPATCH_LEVELより大きい場合は、バグチェックが発生します。 それ以外の場合、マクロは現在の IRQL をDISPATCH_LEVELに設定します。
NDIS_RAISE_IRQL_TO_DISPATCH は、 KeRaiseIrql ルーチンの NDIS ラッパーです。
呼び出し元は 、NDIS_LOWER_IRQL マクロを呼び出して、元の IRQL をできるだけ早く復元する必要があります。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | NDIS 6.0 以降でサポートされています。 |
対象プラットフォーム | ユニバーサル |
Header | ndis.h |
IRQL | <= DISPATCH_LEVEL |
DDI コンプライアンス規則 | Irql_IrqlSetting_Function(ndis) |