次の方法で共有


KSDPC_ITEM 構造体 (ks.h)

KSDPC_ITEM構造体は、発生した IRQL からイベント通知を生成するために使用できる内部 DPC に関連する情報を格納するために使用されます。

構文

typedef struct {
  KDPC       Dpc;
  ULONG      ReferenceCount;
  KSPIN_LOCK AccessLock;
} KSDPC_ITEM, *PKSDPC_ITEM;

メンバー

Dpc

発生した IRQL では発生しない通知を実行するためにキューに入れる KDPC 構造体を指定します。

ReferenceCount

保留中の DPC がこの構造体を参照するかどうかを指定します。 これは、イベント構造が作成されるときに最初は 1 に設定され、イベント構造が破棄されるとデクリメントされます。 その時点で参照カウントが 0 以外の場合、最後に実行された DPC は、イベント無効化呼び出しではなく構造体を解放します。

AccessLock

このロックは、実行中の可能性がある DPC とイベント項目の削除を同期するために使用されます。

注釈

KSDPC_ITEMは、参照カウント スキームを使用して、構造体を解放するタイミングを決定します。

要件

要件
Header ks.h (Ks.h を含む)

こちらもご覧ください

KDPC