FltSupportsFileContextsEx 関数 (fltkernel.h)

[アーティクル]
02/06/2025

fltSupportsFileContextsEx ルーチン は、ファイルシステムまたはフィルターマネージャーが特定のファイルのファイルコンテキストをサポートするかどうかを決定します。

構文

BOOLEAN FLTAPI FltSupportsFileContextsEx(
  [in]           PFILE_OBJECT  FileObject,
  [in, optional] PFLT_INSTANCE Instance
);

パラメーター

[in] FileObject

ファイルコンテキストのサポートが照会されているファイルを表すファイルオブジェクトへのポインター。このパラメーターは必須であり、NULL することはできません。

[in, optional] Instance

呼び出し元の不透明なインスタンスポインター。このパラメーターは省略可能であり、NULL できます。このパラメーターの詳細については、このページの「解説」セクションを参照してください。

戻り値

FltSupportsFileContextsEx 、ファイルシステムまたはフィルターマネージャーがファイルのファイルコンテキストをサポートしている場合、TRUE を返します。それ以外の場合は FALSE 。

備考

ミニフィルタードライバーは、FltSupportsFileContextsEx ルーチンを呼び出して、基になるファイルシステムまたはフィルターマネージャーが、コンテキストを割り当てて設定を試みることなく、FileObject によって表されるファイルのファイルコンテキストをサポートしているかどうかを判断できます。コンテキストの種類がファイルでサポートされていない場合、ミニフィルターはそのファイルにコンテキストをアタッチできません。

ファイルごとに 1 つのデータストリームのみをサポートするファイルシステム (FAT など) の場合、ファイルコンテキストはストリームコンテキストと同等です。このようなファイルシステムは通常、ストリームコンテキストをサポートしますが、ファイルコンテキストはサポートしません。代わりに、フィルターマネージャーは、ストリームコンテキストに対するファイルシステムの既存のサポートを使用して、ファイルコンテキストのサポートを提供します。これらのファイルシステムにアタッチされているミニフィルターインスタンスの場合、FltSupportsFileContexts は FALSE を返します。一方、FltSupportsFileContextsEx は TRUE を返します (有効な非NULL 値が インスタンス パラメーターに渡された場合)。

Instance パラメーターに以外の NULL 値が指定されている場合、ファイルシステムまたはフィルターマネージャーがファイルのファイルコンテキストをサポートしている場合 、FltSupportsFileContextsExTRUE が返されます。それ以外の場合は FALSE します。

Instance パラメーターが NULL 場合、FltSupportsFileContextsEx は、ファイルシステムがファイルのファイルコンテキストをサポートしている場合にのみ、TRUE を返します。それ以外の場合は、フィルターマネージャーがファイルのファイルコンテキストをサポートしている場合でも、FALSE 返します。

ファイルシステムでは、一部の種類のファイルではファイルコンテキストがサポートされる場合がありますが、他の種類のファイルではサポートされないことに注意してください。たとえば、NTFS と FAT では、ページングファイルのファイルコンテキストはサポートされません。

コンテキストの詳細については、「ミニフィルターコンテキストについて」を参照してください。

必要条件

要件	価値
サポートされる最小クライアント	このルーチンは、Windows Vista 以降で使用できます。
ターゲットプラットフォームの	万国
ヘッダー	fltkernel.h (Fltkernel.h を含む)
ライブラリ	FltMgr.lib
DLL	Fltmgr.sys
IRQL	<= APC_LEVEL

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