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IDataModelManager::CreateNoValue メソッド (dbgmodel.h)

CreateNoValue メソッドは、"値なし" オブジェクトを作成し、 IModelObject にボックス化して返します。 返されるモデル オブジェクトの種類は ObjectNoValue です。

"値なし" オブジェクトには、いくつかの意味があります。

  • (言語によっては)、void、null、または undefined と同等のセマンティックと見なすことができます
  • 成功を返し、結果の "値なし" オブジェクトを返すプロパティ アクセサーの GetValue メソッドは、特定のプロパティに特定のインスタンスの値がないことを示しており、その特定のインスタンスに対してプロパティが存在しなかったかのように扱う必要があることを示します。
  • 意味的に戻り値を持たないデータ モデル メソッドでは、これを sentinel として使用して、そのようなことを示します (メソッドは有効な IModelObject を返す必要があります)。

構文

HRESULT CreateNoValue(
  IModelObject **object
);

パラメーター

object

新しく作成/ボックス化された "値なし" オブジェクトがここに返されます。

戻り値

このメソッドは、成功または失敗を示す HRESULT を返します。

注釈

サンプル コード

ComPtr<IDataModelManager> spManager; /* get the data model manager */

ComPtr<IModelObject> spNoValue;
if (SUCCEEDED(spManager->CreateNoValue(&spNoValue)))
{
    // spNoValue contains a "no value" object.  This can be 
    // returned from IModelMethod::Call (an indication of no return value).  
    // It can be returned from a property accessor to indicate that the 
    // property has "no value" for the given instance.
}

要件

要件
Header dbgmodel.h

こちらもご覧ください

IDataModelManager インターフェイス