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IDebugSystemObjects4::SetImplicitProcessDataOffset メソッド (dbgeng.h)

SetImplicitProcessDataOffset メソッドは、現在のターゲットの暗黙的なプロセスを設定します。

構文

HRESULT SetImplicitProcessDataOffset(
  [in] ULONG64 Offset
);

パラメーター

[in] Offset

現在のターゲットの暗黙的なプロセスになるシステム プロセスのデータ構造のターゲットのメモリ アドレス空間内の場所を指定します。 これが 0 の場合、現在のターゲットの暗黙的なプロセスは既定の暗黙的なプロセスに設定されます。

戻り値

このメソッドは、エラー値を返す場合もあります。 詳細については、「 戻り値 」を参照してください。

リターン コード 説明
S_OK
メソッドは正常に実行されました。

注釈

カーネル モード デバッグでは、データ構造はプロセスの KPROCESS 構造体です。

ユーザー モード デバッグでは、データ構造はプロセスのプロセス環境ブロック (PEB) です。

警告SetImplicitThreadDataOffset を使用して暗黙的なプロセスとは無関係に暗黙的なスレッドを設定できるため、暗黙的なスレッドは暗黙的なプロセスに属していない可能性があります。 暗黙的なスレッドのユーザー状態のいずれかにアクセスしようとすると、仮想アドレス空間 (暗黙的なプロセスで指定) と互換性がないため、エラーが発生する可能性があります。
 
現在の暗黙的なプロセスの詳細については、「 スレッドとプロセス」を参照してください。 KPROCESS と PEB の構造の詳細については、「 Microsoft Windows Internals by David ソロモン」および「Mark Russinovich」を参照してください。

要件

要件
対象プラットフォーム デスクトップ
Header dbgeng.h (Dbgeng.h を含む)