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IDebugEventCallbacks::CreateProcess メソッド (dbgeng.h)

CreateProcess コールバック メソッドは、ターゲットで作成プロセス デバッグ イベントが発生したときにエンジンによって呼び出されます。

構文

HRESULT CreateProcess(
  [in]           ULONG64 ImageFileHandle,
  [in]           ULONG64 Handle,
  [in]           ULONG64 BaseOffset,
  [in]           ULONG   ModuleSize,
  [in, optional] PCSTR   ModuleName,
  [in, optional] PCSTR   ImageName,
  [in]           ULONG   CheckSum,
  [in]           ULONG   TimeDateStamp,
  [in]           ULONG64 InitialThreadHandle,
  [in]           ULONG64 ThreadDataOffset,
  [in]           ULONG64 StartOffset
);

パラメーター

[in] ImageFileHandle

プロセスのイメージ ファイルへのハンドルを指定します。 この情報を使用できない場合、 ImageFileHandleNULL になります

[in] Handle

プロセスへのハンドルを指定します。 このパラメーターは、CREATE_PROCESS_DEBUG_INFO構造体の hProcess フィールドに対応します。 この情報を使用できない場合、 ImageFileHandleNULL になります

[in] BaseOffset

ターゲットのメモリ アドレス空間内のプロセスの実行可能イメージのベース アドレスを指定します。 この情報が使用できない場合、 BaseOffsetNULL になります

[in] ModuleSize

プロセスの実行可能イメージ サイズをバイト単位で指定します。 この情報が使用できない場合、 ModuleSize は 0 になります。

[in, optional] ModuleName

デバッガー エンジンで使用される簡略化されたモジュール名を指定します。 ほとんどの場合、これは拡張子を除くイメージ ファイル名と一致します。 この情報が使用できない場合、 ModuleNameNULL になります

[in, optional] ImageName

パスを含めることができるプロセスの実行可能イメージ ファイル名を指定します。 この情報が使用できない場合、 ImageNameNULL になります

[in] CheckSum

プロセスの実行可能イメージのチェックサムを指定します。 この情報が使用できない場合、 CheckSum は 0 になります。

[in] TimeDateStamp

プロセスの実行可能イメージ ファイルの日時スタンプを指定します。 この情報が使用できない場合、 TimeDateStamp は 0 になります。

[in] InitialThreadHandle

プロセスの初期スレッドへのハンドルを指定します。 このパラメーターは、CREATE_PROCESS_DEBUG_INFO構造体の hThread フィールドに対応します。 この情報を使用できない場合、 InitialThreadHandleNULL になります

[in] ThreadDataOffset

オペレーティング システムがこのスレッドに対して保持するデータブロックを指定します。 ブロック内の実際のデータはオペレーティング システム固有です。 この情報が使用できない場合、 ThreadDataOffsetNULL になります

[in] StartOffset

プロセスの仮想アドレス空間内のスレッドの開始アドレスを指定します。 この情報が使用できない場合、 StartOffsetNULL になります

戻り値

このメソッドは 、DEBUG_STATUS_XXX 値を返します。これは、エンジンがこのイベントを処理した後にターゲットの実行を続行する方法を示します。 エンジンによるこの値の処理方法の詳細については、「 監視イベント」を参照してください。

注釈

このメソッドは、 IDebugEventCallbacks::GetInterestMask によって返されるマスクにDEBUG_EVENT_CREATE_PROCESS フラグが設定されている場合にのみ、エンジンによって呼び出されます。

イベントの処理の詳細については、「 イベントの監視」を参照してください。 スレッドの詳細については、「 スレッドとプロセス」を参照してください。

要件

要件
対象プラットフォーム デスクトップ
Header dbgeng.h (Dbgeng.h を含む)