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D3DDDIARG_COPYFLAGS 構造体 (d3dumddi.h)

そのリソース内のリージョンのコピーまたは更新操作中にリソースの既存のコンテンツを処理する方法について説明します。 Windows ディスプレイ ドライバー モデル (WDDM) 1.3 以降のユーザー モード ディスプレイ ドライバーで使用されます。

構文

typedef struct D3DDDIARG_COPYFLAGS {
  union {
    struct {
      UINT NoOverwrite : 1;
      UINT Discard : 1;
      UINT Reserved1 : 22;
      UINT BoxValid : 1;
      UINT Reserved2 : 7;
    };
    UINT Value;
  };
} D3DDDIARG_COPYFLAGS;

メンバー

NoOverwrite

呼び出し元が、新しいデータで書き込まれるサーフェスの部分が、以前のレンダリング操作で現在参照またはアクセスされていないことを保証することを指定します。 ドライバーは、この機能を利用して、パフォーマンスとメモリ使用量を最適化できます。

このメンバーの設定は、32 ビット Value メンバーの最初のビット (0x00000001) を設定することと同じです。

Discard

ユーザー モード ディスプレイ ドライバーがリソース全体の以前の内容を破棄できることを指定します。 ドライバーは、この機能を利用して、パフォーマンスとメモリ使用量を最適化できます。

このメンバーの設定は、32 ビット Value メンバー (0x00000002) の 2 番目のビットを設定することと同じです。

Reserved1

このメンバーは予約されており、0 に設定する必要があります。

このメンバーを 0 に設定することは、32 ビット Value メンバーのビット 3 から 24 (0x00FFFFFC) 0 に設定することと同じです。

BoxValid

コピー先のサブリソースのコピー先リージョンが有効であることを指定します。 設定しない場合は、サブリソース全体を更新する必要があります。

このメンバーの設定は、32 ビット Value メンバー (0x01000000) の 25 ビットを設定することと同じです。

Reserved2

このメンバーは予約されており、0 に設定する必要があります。

このメンバーを 0 に設定することは、32 ビット Value メンバーのビット 26 から 32 (0xFE000000) 0 に設定することと同じです。

Value

コピーまたは更新操作中にリソースの既存のコンテンツを処理する方法を識別する 32 ビット値を保持できる、 D3DDDIARG_COPYFLAGSに含 まれる共用体内のメンバー。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 8.1
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2012 R2
Header d3dumddi.h (D3d10umddi.h を含む)

こちらもご覧ください

D3DDDIARG_UPDATESUBRESOURCEUP