EVT_ACX_AUDIOENGINE_ASSIGN_EFFECTS_STATE コールバック関数 (acxelements.h)
EVT_ACX_AUDIOENGINE_ASSIGN_EFFECTS_STATEコールバック関数はドライバーによって実装され、オーディオ エンジン ノードにグローバル効果の状態が設定されると呼び出されます。 グローバル効果の状態は TRUE または FALSE に設定できます。TRUE は、オーディオ エンジン ノードでのグローバル効果処理が有効であることを示し、FALSE はオーディオ エンジン ノードでのグローバル効果処理が無効であることを示します。
構文
EVT_ACX_AUDIOENGINE_ASSIGN_EFFECTS_STATE EvtAcxAudioengineAssignEffectsState;
NTSTATUS EvtAcxAudioengineAssignEffectsState(
ACXAUDIOENGINE AudioEngine,
ULONG State
)
{...}
パラメーター
AudioEngine
DSP を表すためにレンダリング回路で使用される ACXAUDIOENGINE オブジェクト。 ACX オブジェクトの詳細については、「 ACX オブジェクトの概要」を参照してください。
State
State 値は ULONG 型ですが、オーディオ エンジン ノードでのグローバル効果処理が有効かどうかを示すために、コールバックで BOOLEAN 型に変換されます。 TRUE の値は、処理が有効になっていることを示します。 FALSE は無効であることを示します。
戻り値
STATUS_SUCCESS
呼び出しが成功した場合は を返します。 それ以外の場合は、適切なエラー コードを返します。 詳細については、「 NTSTATUS 値の使用」を参照してください。
解説
例
使用例を次に示します。
typedef struct _DSP_ENGINE_CONTEXT
{
ACXDATAFORMAT MixFormat;
BOOLEAN GFxEnabled;
} DSP_ENGINE_CONTEXT, *PDSP_ENGINE_CONTEXT;
WDF_DECLARE_CONTEXT_TYPE_WITH_NAME(DSP_ENGINE_CONTEXT, GetDspEngineContext)
EVT_ACX_AUDIOENGINE_ASSIGN_EFFECTS_STATE DspR_EvtAcxAudioEngineAssignEffectsState;
NTSTATUS
DspR_EvtAcxAudioEngineAssignEffectsState(
ACXAUDIOENGINE AudioEngine,
ULONG State
)
{
PAGED_CODE();
PDSP_ENGINE_CONTEXT pAudioEngineCtx;
pAudioEngineCtx = GetDspEngineContext(AudioEngine);
pAudioEngineCtx->GFxEnabled = (BOOLEAN)State;
return STATUS_SUCCESS;
}
ACX の要件
最小 ACX バージョン: 1.0
ACX バージョンの詳細については、「 ACX バージョンの概要」を参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
Header | acxelements.h |
IRQL | PASSIVE_LEVEL |