ACPI_EVAL_INPUT_BUFFER_COMPLEX_V1構造体 (acpiioct.h)
ACPI_EVAL_INPUT_BUFFER_COMPLEX構造体は、IOCTL_ACPI_EVAL_METHOD 要求と IOCTL_ACPI_ASYNC_EVAL_METHOD 要求への入力として使用されます。 構造体は、制御メソッドの名前と、ACPI_METHOD_ARGUMENT 構造体の入力配列を提供します。
構文
typedef struct _ACPI_EVAL_INPUT_BUFFER_COMPLEX_V1 {
ULONG Signature;
union {
UCHAR MethodName[4];
ULONG MethodNameAsUlong;
} DUMMYUNIONNAME;
ULONG Size;
ULONG ArgumentCount;
ACPI_METHOD_ARGUMENT_V1 Argument[ANYSIZE_ARRAY];
} ACPI_EVAL_INPUT_BUFFER_COMPLEX_V1, *PACPI_EVAL_INPUT_BUFFER_COMPLEX_V1, ACPI_EVAL_INPUT_BUFFER_COMPLEX, *PACPI_EVAL_INPUT_BUFFER_COMPLEX;
メンバーズ
Signature
複雑な入力バッファーのシグネチャ。ACPI_EVAL_INPUT_BUFFER_COMPLEX_SIGNATUREに設定する必要があります。
DUMMYUNIONNAME
DUMMYUNIONNAME.MethodName[4]
メソッドの名前を含む 4 要素の ASCII 文字配列。 たとえば、'ABCD.' などです。
DUMMYUNIONNAME.MethodNameAsUlong
形式 (ULONG) ('DCBA') のメソッドの名前を含む ULONG 型の値。メソッド名は 4 要素の ASCII 文字配列 'ABCD' です。
Size
引数 配列に含まれるバイト数。
ArgumentCount
引数 配列に含まれる可変長ACPI_METHOD_ARGUMENT構造体の数。 引数 配列は、最大 7 個の引数構造体を保持できます。
Argument[ANYSIZE_ARRAY]
ACPI_METHOD_ARGUMENT構造体の配列。
備考
入力として引数の配列を受け取る "ABCD" という名前の制御メソッドがデバイスでサポートされている場合、デバイスのドライバーは、IOCTL_ACPI_EVAL_METHOD要求またはIOCTL_ACPI_ASYNC_EVAL_METHOD要求をデバイスに送信し、入力ACPI_EVAL_INPUT_BUFFER_COMPLEX構造体のメンバーを次のように設定することで、メソッドを評価できます。
- [署名 をACPI_EVAL_INPUT_BUFFER_COMPLEX_SIGNATUREに設定します。
- MethodName 'ABCD' に設定するか、MethodNameAsUlong を (ULONG)('DCBA') に します。
- Size を Argument 配列のバイト数に設定します。
- 引数 カウントを、引数 配列内の引数の数に設定します。
- 引数 をACPI_METHOD_ARGUMENT構造体の配列に設定します。
必要条件
要件 | 価値 |
---|---|
サポートされる最小クライアント | Windows 2000 以降のバージョンの Windows。 |
ヘッダー | acpiioct.h (Acpiioct.h を含む) |