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Windows Update での生体認証ドライバーのランク付け

レガシ生体認証ドライバーと WBDI ドライバーの両方を提供するベンダーは、ドライバー 機能スコア を使用して、Windows Update からインストールされるドライバーを制御できます。

レガシと WBDI をサポートする 1 つのドライバーを作成することを選択したベンダーは、Windows 生体認証フレームワークで適切に動作するには、ドライバーが排他的アクセスをサポートする必要があることに注意する必要があります。 排他アクセスが無効になっている場合、ドライバーはレガシ ドライバーとして機能します。 レジストリで排他値を設定する方法については、「生体認証ドライバーのインストール を参照してください。

さらに、レガシ モードで動作する生体認証ドライバーは、GUID_DEVINTERFACE_BIOMETRIC_READERデバイス インターフェイスを割り当ててはなりません。 このデバイス インターフェイスを割り当てると、Windows 生体認証サービスによってドライバーが認識されます。

機能スコアが適切に設定されている場合、WBDI ドライバーは、生体認証ドライバーがまだ配置されていないシステムにのみインストールされます。

顧客がレガシ スタックにオプトインすることを決定した場合、顧客は WBDI ドライバーよりも上位のレガシ ドライバーをインストールできます。

フィーチャースコアのしくみ

機能スコア は、ドライバーの全体的なランクの 3 桁目と 4 桁目で表されます。 たとえば、GG は、次のドライバー ランクの機能スコアです。

0x00GG0000

機能の数値が小さいほど、一致が良好であることを示します。 既定の機能スコアは0xFFであり、ドライバーの機能に基づく優先設定がないことを示します。

Microsoft では、レガシー生体認証ドライバーに0xa0の機能スコアを推奨します。 後でオーバーライドする必要がある場合は、機能スコアを0x00に設定しないでください。

ドライバーの機能スコアは、デバイスの INF DDInstall セクション の INF FeatureScore ディレクティブによって設定されます。

たとえば、次のコードは、ドライバーの機能スコアを0x20に設定します。

[DDInstallSectionName]
. . .
FeatureScore=x20