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専用のスピーカー構成ユーティリティ

注: この情報は、Windows XP およびそれ以前のオペレーティング システムに適用されます。 Windows Vista 以降、IDirectSound::GetSpeakerConfig および IDirectSound::SetSpeakerConfig は非推奨になりました。

ハードウェア ベンダーは、コントロール パネルのスピーカー ダイアログの代わりに、オーディオ ドライバーで使用する独自のスピーカー構成ユーティリティを提供することがあります。 このようなユーティリティには潜在的な問題があります。独自の方法でスピーカー構成を変更し、その変更を Windows に通知しないことがあります。 独自のユーティリティの設定がコントロール パネルの設定と一致しない場合、ユーザー エクスペリエンスが低下する可能性があります。 デバイスに独自のユーティリティが必要であると思われる場合は、次の手順を実行してユーティリティを Windows に統合する必要があります:

  1. KSPROPERTY_AUDIO_CHANNEL_CONFIG プロパティをサポートするドライバーに DAC ノードを実装します。 Windows は、このノードを通じて、ユーザーがコントロール パネルで加えた変更をドライバーに直ちに通知します。

  2. DirectSound 方式 GetSpeakerConfig および SetSpeakerConfig を呼び出してスピーカー構成を管理するように構成ユーティリティを設計します。

SetSpeakerConfig 呼び出しは、ユーティリティがスピーカー構成に加えた変更を DirectSound (および Windows) に通知します。 また、ユーティリティの初期化コードは GetSpeakerConfig を呼び出して、ユーザーがコントロール パネルを通じて設定を変更したかどうかを確認する必要があります。 その場合、ユーティリティはこれらの変更をユーザー インターフェイスに反映する必要があります。

Windows に正確に相当するものがないマルチチャネル形式をデバイスがサポートしている場合、構成ユーティリティは次のことを行う必要があります:

  • Windows に正確に相当するものがないスピーカー構成に変更する場合は、最も近い Windows に相当するもので SetSpeakerConfig を呼び出します。 これは、ドライバーの構成に必要な独自の呼び出しの実行に加えて行われます。

  • Windows と正確に同等のスピーカー構成に変更する時は、SetSpeakerConfig を呼び出してスピーカー モードを更新します。

Windows がデバイスの機能をより認識できるようにすると、DirectSound は、他の方法では有効にできなかったいくつかの機能 (マルチチャンネル 3D パンなど) を有効にすることができます。