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データ範囲のプロパティ

データ範囲は、データ交差に使用されるだけでなく、デバイス プロパティとしてもアクセスできます (「ピンのデータ範囲と交差のプロパティ」を参照)。 このため、データ交差ハンドラーがピン上のすべての形式のネゴシエーションを処理するアダプター ドライバーには、引き続きデータ範囲の完全なセットが含まれている必要があります。 データ範囲は、アダプターのデータ交差ハンドラーに組み込まれているデータ形式の基本設定をできるだけ厳密に反映する必要があります。

ピンのデータ範囲には、次のプロパティを使用してアクセスできます。

KSPROPERTY_PIN_DATARANGES

KSPROPERTY_PIN_CONSTRAINEDDATARANGES

これら 2 つのプロパティは、それぞれ、ピンの静的データ範囲と制約付きデータ範囲を指定します。

制約付きデータ範囲は、既に他の目的で割り当てられているオンボード リソースを考慮して動的に更新されるため、デバイスの現在の機能に関するより正確な情報を提供します。 これに対し、静的データ範囲は、使用できなくなったリソースに依存するハードウェア機能を不正確に報告する可能性があります。

現在の PortCls 実装では、ポート ドライバーの既定のデータ交差ハンドラーは、アダプターの静的データ範囲のみを使用します。