Windows の USB4 接続マネージャーの概要
USB4 ドメイン内の接続マネージャーは、USB4 ドメインの列挙、構成、および管理を行います。 以下の処理を担当します。
- UEFI/BIOS からのハンドオフを含む、USB4 ドメインの初期化
- USB4 と Thunderbolt™ 3 ルーターの検出と構成
- パスの設定と破棄
- 構成されたトンネル間での帯域幅の管理
- レーンのボンディングと無効化および TMU モードを含むポート管理
- ホスト間インターフェイス (P2P) のサポート
- 電源の状態の管理
1 つの USB4 ドメインは、1 つの USB4 ホスト ルーターとこのルーターと接続する USB4 デバイス ルーターで構成されます。 USB4 ホスト ルーター デバイスは、ルート デバイス ルーターと呼ばれる仮想ルーターを列挙します。このルーターは、USB 3.x のルート ハブが USB 3.x ホスト コントローラー上にある場合と同様に、ホスト ルーターの一部のコンポーネントを抽象化するためのものです。
Windows デバイス マネージャーでビューを [デバイス (接続別)] に変更すると、次のように表示されます。
USB4 ホスト ルーター デバイスは、Usb4HostRouter.sys サービスと関連付けられています。 USB4 ルート デバイス ルーター とその他の USB4 デバイス ルーターは、Usb4DeviceRouter.sys サービスと関連付けられています。
Driver | 関連付けられたデバイス |
---|---|
USB4HostRouter.sys | USB4 ホスト ルーター |
USB4DeviceRouter.sys | USB4 と Thunderbolt™ 3 のハブとデバイス |
USB4P2PNetAdapter.sys | ホストからホストへの接続をサポートするための仮想ネットワーク アダプター |
Windows 11 以降では、OS によって提供される接続マネージャー ドライバーを使用する必要があります。
こちらもご覧ください
- ユニバーサル シリアル バス 4
- USB4 の設計の詳細と一般的な要件
- USB4 ACPI 要件
- USB4 の電源管理の要件
- USB4 ドメイン間接続
- USB4 の必要なテスト
- USB4 のデバッグとトラブルシューティング
"Thunderbolt は Intel Corporation またはその子会社の商標です。"
"「USB4™」は USB Implementers Forum の商標であり、USB4™ 仕様に基づいた製品またはこれに準拠した製品での使用のみが認められています。"