OEMInformation
OEMInformation では、さまざまな OEM サポート情報を指定します。 この情報には、OEM のサポート名と、サポート Web サイトの URL またはサポート アプリの URL へのリンクが含まれます。 問い合わせアプリの詳細については、「問い合わせアプリのカスタマイズ」を参照してください。
Windows 10 以降は、ヘルプとサポートの Windows デスクトップ アプリケーション (HelpPane.exe) を含む、Windows 8 および Windows 8.1 に搭載されていたヘルプ コンポーネントが OS により無効化されます。 HelpPane.exe は引き続き付属しますが、そのインターフェイスを呼び出すと、次の 2 つの結果のいずれかが発生します。
- ユーザーがオフラインの場合、はじめにアプリが OS により起動されます。
- ユーザーがオンラインの場合、OS によりブラウザー インスタンスが開かれ、ブラウザーがオンライン トピックにリダイレクトされます。
この変更は、状況依存のヘルプ (F1) と、シェルを含む Windows 付属アプリのメニューからヘルプへのアクセスに影響します。
子要素
| 設定 | 説明 |
|---|---|
| SupportAppURL | OEM サポート アプリの URI。 必須ですが、SupportURL が指定されている場合は省略可能です。 両方を指定すると、SupportAppURL が使用されます。 一意の値を備えるパラメーターを追加して、問い合わせアプリから送信されるトラフィックを識別します。 |
| SupportProvider | OEM のサポート アプリまたは Web サイトの名前。 指定しない場合は、(msinfo32.exe からの) 既定の製造元名が使用されます。 |
| SupportURL | OEM のサポート Web サイトの URL を指定します。 必須ですが、SupportAppURL が指定されている場合は省略可能です。 両方を指定すると、SupportAppURL が使用されます。 |
| TradeinURL | ユーザーがデバイスを下取りに出す方法に関する情報を示す URL。 |
| RecycleURL | デバイスのリサイクルに関する情報を提供する URL。 |
非推奨の設定
| 設定 | 説明 |
|---|---|
| HelpCustomized | この設定は非推奨になりました。 問い合わせアプリをカスタマイズするには、SupportURL または SupportAppURL を OEMInformation の一部として定義します。 |
| ロゴ | この設定は非推奨になりました。 問い合わせアプリではロゴは使用されません。 |
| メーカー | この設定は非推奨になりました。 問い合わせアプリに表示される製造元名は、OEMInformation の一部として SupportProvider を指定しない場合には、システム情報 (msinfo32.exe) で定義されるシステム製造元値に基づくようになりました。 SupportProvider を指定すると、システム製造元の名前がオーバーライドされます。 これにより、必要に応じて、サポート アプリまたは Web サイトの名前を自社のブランドの名前と区別できます ("Contact Contoso Support" と "Contact Contoso" など)。 このリリースでは、SupportProvider は存在しないが非推奨の値 Manufacturer が存在する場合でも、アップグレード シナリオは引き続きサポートされます。 |
| モデル | この設定は非推奨になりました。 問い合わせアプリに表示されるモデル名は、システム情報 (msinfo32.exe) で定義されているシステム製品名の値に基づいています。 |
| SupportHours | この設定は非推奨になりました。 問い合わせアプリでは、サポート時間は表示されません。 |
| SupportPhone | この設定は非推奨になりました。 問い合わせアプリでは、サポートの電話番号は表示されません。 |
有効な構成パス
auditUser
generalize
offlineServicing
oobeSystem
specialize
[親階層]
Microsoft-Windows-Shell-Setup | OEMInformation
適用対象
このコンポーネントがサポートしている Windows のエディションとアーキテクチャの一覧については、「Microsoft-Windows-Shell-Setup」を参照してください。
XML の例
次の XML の例は、OEM 情報の設定方法を示しています。
<OEMInformation>
<SupportProvider>Contoso Support</SupportProvider>
<SupportAppURL>contoso-contact-support</SupportAppURL>
<SupportURL>https://www.fabrikam.com/support</SupportURL>
</OEMInformation>