タイムアウト
Timeout
の設定では、ネットワーク負荷分散クラスターの構成の変更でクライアント アフィニティ (単一またはネットワーク) を保持する秒数を指定します。
クライアント アフィニティは、クライアント要求をクラスター ホストに関連付けるために使用されます。
既定では、すべてのネットワーク要求がそのソースを考慮せずにクラスター全体で負荷分散されます。 アフィニティを実装するには、同じ IP アドレスからのクライアント要求すべてを同じクラスター ホストに送信します。
拡張クライアント アフィニティを指定すると、ネットワーク接続が終了した後、構成可能な期間の間、接続の所有権が保持されます。 タイムアウト期間中に同じクライアントから届く要求は、同じクラスター ホストによって取得されることが保証されます。 この時間が経過すると、接続が解放されます。
注
この設定は、ClientAffinity が
Single
またはNetwork
に設定されている場合にのみ適用されます。このネットワーク負荷分散の設定を有効にするには、インストールする Windows イメージで NetworkLoadBalancingFullServer パッケージを有効にする必要があります。 そのためには、Windows システム イメージ マネージャを使用して Microsoft-Windows-Foundation-Package を応答ファイルに追加し、次に、NetworkLoadBalancingFullServer パッケージを構成してそれを有効にします。 パッケージの追加と構成の詳細については、Windows アセスメント & デプロイメント キット (Windows ADK) のテクニカル リファレンスを参照してください。
値
Number_of_seconds |
拡張クライアント アフィニティの秒数を指定します。 この期間中、同じクライアントから届く要求は、同じクラスター ホストによって取得されることが保証されます。 Number_of_seconds は整数値です。 既定値は 0 です。つまり、拡張アフィニティは使用されません。 すべてのネットワーク要求は、そのソースを考慮せずにクラスター全体で負荷分散されます。 |
有効な構成パス
specialize
[親階層]
microsoft-windows-networkloadbalancing-core- | Clusters | Cluster | Portrules | Portrule | Timeout
適用対象
このコンポーネントがサポートしている Windows のエディションとアーキテクチャの一覧については、microsoft-windows-networkloadbalancing-core- を参照してください。
XML の例
次の XML の例は、15 分のタイムアウト期間が経過するまで、同じクライアントからの要求を同じクラスター ホストが確実に取得するようにネットワークを設定する方法を示しています。
<Timeout>900</Timeout>