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拡張オブジェクトを使用して Excel を自動化する

Visual Studio で Excel ソリューションを作成する場合、ソリューションで ホスト項目 および ホスト コントロールを使用できます。 これらのオブジェクトは、Excel オブジェクト モデル (つまり Excel のプライマリ相互運用機能アセンブリによって公開されるオブジェクト モデル) 内にある、 WorksheetRange オブジェクトなど、よく使用される特定のオブジェクトを拡張したオブジェクトです。 これらの拡張オブジェクトは、基になる Excel オブジェクトと同じように動作しますが、新しいイベントやデータ バインディング機能など、基のオブジェクトにはない機能が追加されています。

適用対象: このトピックの情報は、Excel のドキュメント レベルのプロジェクトおよび VSTO アドインのプロジェクトに適用されます。 詳細については、「Office アプリケーションおよびプロジェクトの種類別の使用可能な機能」を参照してください。

ホスト項目とホスト コントロールは、VSTO アドインとドキュメント レベルのカスタマイズの両方で使用できます。ただし、使用できるコンテキストはそれおぞれのソリューションの種類で異なります。 詳細については、「ホスト項目とホスト コントロールの概要」を参照してください。

Excel ホスト項目

Excel プロジェクトでは、次のホスト項目にアクセスできます。

  • Worksheet= このホスト項目にはプロジェクトのワークシートが含まれ、それを表します。 また、ホスト コントロールや Windows フォーム コントロールなどのマネージド コントロールを格納するコンテナーの役割も果たし、画面のコントロールに関する情報を保持します。 詳しくは、「Worksheet ホスト項目」をご覧ください。

  • Workbook= このホスト項目はプロジェクトのブックを表し、ブック内のすべてのワークシートで共有されるコンポーネントを格納するコンテナーとして動作します。 詳細については、「Workbook ホスト項目」を参照してください。

  • ChartSheet= このホスト項目はグラフのみを含む Excel ワークシートを表し、イベントを公開します。

    Microsoft Office Excel のドキュメント レベルのカスタマイズ プロジェクトで、デザイン時に新しいシートとしてグラフ シートを追加した場合、Visual Studio によって自動的に ChartSheet ホスト項目が作成されます。

    ChartSheet ホスト項目は Excel のワークシートですが、このグラフ シートにはコントロールを追加できません。 グラフを含むワークシート上に他のコントロールを追加する場合は、グラフ シートを使用しないでください。 代わりに、 Chart ホスト コントロールを使用して、ワークシート上の埋め込みオブジェクトとしてグラフを配置できます。 詳細については、「Chart コントロール」を参照してください。

Excel ホスト コントロール

Excel には、ブックやワークシートの作成、整理、および自動化に役立つホスト コントロールがいくつかあります。 これらのホスト コントロールには、Excel のネイティブ オブジェクト モデルの対応するコントロールにはないイベントやデータ バインディング機能が用意されています。

Excel プロジェクトで使用できるホストのコントロールの詳細については、次のトピックを参照してください。