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SharePoint へのビジネス データの統合

ビジネス データを SharePoint に統合できます。 Microsoft SQL Server、Siebel、SAP、Web サービスなどのバックエンド サーバー アプリケーションからのビジネス データを使用できます。 ユーザーは、SharePoint の外部リストまたはビジネス データ Web パーツを使用して、ビジネス データの表示、追加、更新、または削除を行うことができます。 また、ユーザーは、Microsoft Outlook などの Microsoft Office アプリケーションで、このデータにオフラインでアクセスすることもできます。 詳細については、「外部データを表示できる場所」を参照してください。

データを SharePoint に統合するには、ビジネス データ接続 (BDC) サービスのモデルを作成します。 BDC サービスは、データに関する情報をビジネス アプリケーションに格納する、SharePoint のアプリケーションです。 詳細については、「Business Data Connectivity (BDC) Service」を参照してください。

Visual Studio のモデル

Visual Studio のモデルを使用すると、バックエンド データ ソースからデータを取得して更新するためのカスタム コードを記述できます。 複数のデータ ソースからのデータを集計することもできます。 たとえば、SQL Server データベースと Web サービスからのデータを含む顧客の一覧を表示できます。

既に SharePoint に配置されているモデルをインポートすることもできます。 モデルをインポートした後、カスタム コードを追加することも、Visual Studio を使用してモデルをパッケージ化し、複数の SharePoint サーバー ファームに配置することもできます。 詳細については、「ビジネス データ接続モデルを作成する」を参照してください。

Visual Studio でモデルをデザインする

デザイナーといくつかのツール ウィンドウを使用して、モデルをデザインできます。 モデルをデザインすると、Visual Studio によってモデルの XML が生成されます。 詳細については、「BDC モデルのデザイン ツールの概要」を参照してください。

モデルにはエンティティとメソッドが含まれます。

エンティティ

エンティティは、フィールドのコレクションを表すものです。 たとえば、エンティティはデータベース内のテーブルを表すことができます。 エンティティは、SharePoint で外部コンテンツ タイプとして表示されます。 外部コンテンツ タイプの詳細については、「外部コンテンツ タイプとは」を参照してください。

メソッド

メソッドを使用すると、外部コンテンツ タイプのコンシューマーは、エンティティのフィールドに対してアクションを実行できます。 たとえば、Updater メソッドを使用すると、ユーザーは顧客の住所と生年月日を変更できます。この場合、AddressBirthDateCustomer エンティティのフィールドです。

Visual Studio によって、モデル内の各エンティティに対してサービス コード ファイルが生成されます。 メソッドをモデルに追加すると、Visual Studio によって、対応するメソッドがサービス コード ファイル内に生成されます。 適切なタスクを実行するためのコードを各メソッドに追加します。 たとえば、作成者メソッドをモデルに追加すると、Visual Studio によってサービス コード ファイル内に Creator メソッドが生成されます。 このメソッドは、ユーザーがモデルに基づくリストの [新しい項目] ボタンをクリックしたときに、BDC サービスによって呼び出されます。 そのため、データ ソースに新しいデータを追加するコードを Creator メソッドに追加してください。 詳細については、「ビジネス データ接続モデルを設計する」を参照してください。

Title 説明
ビジネス データ接続モデルを作成する 新しいモデルを作成する方法、または SharePoint からエクスポートしたモデルをインポートする方法について説明します。
ビジネス データ接続モデルを設計する Visual Studio のデザイン ツールを使用して、モデルの要素をデザインする方法について説明します。
BCS を使用するソリューションをビルドする場合 SharePoint Designer と Visual Studio のどちらを使用するかについて BDC のモデルを作成するときに、Visual Studio を使用するか、または SharePoint Designer を使用するかを決定するのに役立ちます。