Visual Studio に用意されている Python 用 Django Web プロジェクト テンプレート

Django は、高速、安全、スケーラブルな Web 開発用に設計されたハイレベルの Python フレームワークです。 Visual Studio の Python サポートには、Django ベースの Web アプリケーションの構造を設定するためのプロジェクト テンプレートがいくつか用意されています。

テンプレートは Visual Studio の [ファイル]>[新規]>[プロジェクト] から利用でき、ここには、空の Django Web プロジェクトと Django Web プロジェクトが用意されています。 テンプレートのチュートリアルについては、「Visual Studio での Django Web フレームワークの使用」チュートリアル シリーズを参照してください。

IntelliSense の機能

Visual Studio の IntelliSense では、Django プロジェクトが包括的にサポートされており、次のような機能を利用できます。

• テンプレートに渡されるコンテキスト変数:

  

• 組み込み項目とユーザー定義項目の両方にタグ付けしフィルタリングする:

  

• 埋め込みの CSS および JavaScript の要素の構文を色分け表示する:

  

  

デバッグのサポート

また、Visual Studio は Django プロジェクトの完全なデバッグ サポートも提供します。

Django 管理コンソール

Django 管理コンソールにアクセスするには、Diango の [プロジェクト] メニューにある各種コマンドを使用するか、ソリューション エクスプローラーで該当の Diango プロジェクトを右クリックします。

• Django シェルを開く: モデルを操作できるアプリケーション コンテキストでシェルを起動します。

  

• Django Sync DB: インタラクティブ ウィンドウで manage.py syncdb コマンドを実行します。

  

• 静的ファイルの収集: manage.py collectstatic --noinput コマンドを実行して、_settings.py ファイル内の STATIC_ROOT 変数で指定したパスにすべての統計ファイルをコピーします。

  

• 検証: settings.py ファイル内の INSTALLED_APPS 変数で指定したインストール済みモデルの検証エラーを報告する manage.py validate コマンドを実行します。

  

重要

Django プロジェクトは通常 manage.py ファイルで管理しますが、Visual Studio もこのアプローチに従って動作します。 エントリ ポイントとしての manage.py ファイルの使用を止めると、プロジェクト ファイルは実質的に壊れます。 その場合は、プロジェクトを Django プロジェクトとしてマーキングせず、既存のファイルからプロジェクトを作成しなおす必要があります。

関連するコンテンツ

• チュートリアル: Visual Studio での Django Web フレームワークの概要
• チュートリアル: 完全な Django Web プロジェクト テンプレートを使用する