Visual Studio でメモリ分析ツールを選択する (C#、Visual Basic、C++、F#)
メモリ リークや非効率的なメモリ使用量を見つけるには、デバッガー統合メモリ使用量診断ツールなどのツールや、パフォーマンス プロファイラーのツール (.NET オブジェクト割り当てツールや事後メモリ使用量ツールなど) を使用できます。 パフォーマンス プロファイラー ツールは、主にリリース ビルドを対象としています。 詳細については、「リリース ビルドまたはデバッグ ビルドでプロファイリング ツールを実行する」を参照してください。
メモリ使用量ツールを使用すると、マネージド メモリ ヒープとネイティブ メモリ ヒープ 1 つ以上の スナップショットを取得できます。 .NET、ASP.NET、C++、または混合モード (.NET およびネイティブ) アプリのスナップショットを収集できます。 メモリ使用量 ツールは、開いている Visual Studio プロジェクト、インストールされている Microsoft Store アプリ、実行中のアプリまたはプロセスにアタッチされた場合に実行できます。
.NET 開発者は、.NET オブジェクト割り当てツールまたはメモリ使用量ツールのいずれかを選択できます。
- .NET オブジェクト割り当てツール は、.NET コードの割り当てパターンと異常を特定するのに役立ち、ガベージ コレクションに関する一般的な問題を特定するのに役立ちます。 このツールは事後分析ツールとしてのみ実行されます。 このツールは、ローカル コンピューターまたはリモート コンピューターで実行できます。
- メモリ使用量ツール は、通常は .NET アプリでは一般的ではないメモリ リークを特定するのに役立ちます。 メモリのチェック中に、コードのステップ実行など、デバッガーの機能を使用する必要がある場合は、デバッガー統合メモリ使用量ツールをお勧めします。 デバッガーでは、メモリ プロファイルのオンとオフを切り替え、メモリ使用量のオブジェクトごとの内訳を確認できます。 実行が一時停止されている場合 (ブレークポイントなど) にメモリ使用量の結果を表示できます。
C++ 開発者は、デバッグ ビルドまたはリリース ビルドでメモリ使用量ツールを使用できます。
ブログとビデオ
Visual C++ ブログ: Visual C++ 2015 でのメモリ プロファイリング
関連コンテンツ
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