インポートした名前空間を追加または削除する (Visual Basic)
名前空間をインポートすると、その名前空間の要素を、完全に修飾することなくコードで使うことができます。 たとえば、System.Messaging.MessageQueue
クラスの Create
メソッドにアクセスする場合、System.Messaging
名前空間をインポートすると、MessageQueue.Create
とするだけで必要な要素をコードで参照できます。
インポートした名前空間は、プロジェクト デザイナーの [参照] ページで管理します。 このダイアログ ボックスで指定したインポートは、コンパイラに直接渡されて (/imports)、プロジェクト内のすべてのファイルに適用されます。 1 つのソース コード ファイルで名前空間を使うには、Imports
ステートメントを使います。
インポートされた名前空間を追加するには
ソリューション エクスプローラーで、対象のプロジェクトの [マイ プロジェクト] ノードをダブルクリックします。
プロジェクト デザイナーで、[参照設定] タブをクリックします。
[インポートされた名前空間] ボックスの一覧で、追加する名前空間のチェック ボックスをオンにします。
Note
名前空間をインポートするには、名前空間が参照されるコンポーネント内に存在する必要があります。 名前空間が一覧に表示されない場合は、名前空間を含むコンポーネントへの参照を追加する必要があります。 詳細については、「プロジェクト内の参照の管理」を参照してください。
インポートされた名前空間を削除するには
ソリューション エクスプローラーで、対象のプロジェクトの [マイ プロジェクト] ノードをダブルクリックします。
プロジェクト デザイナーで、[参照設定] タブをクリックします。
[インポートされた名前空間] ボックスの一覧で、削除する名前空間のチェック ボックスをオフにします。
ユーザー インポート
ユーザー インポートを使うと、名前空間全体ではなく、名前空間内の特定のクラスをインポートできます。 たとえば、アプリケーションで System.Diagnostics 名前空間をインポートしていても、必要なのはその中の Debug
クラスだけであるものとします。 そのような場合は、Debug をユーザー インポートとして定義し、System.Diagnostics のインポートを削除することができます。
後で本当に必要なのは EventLog
クラスであることがわかった場合は、EventLog をユーザー インポートとして入力し、更新機能を使って Debug を上書きできます。
ユーザー インポートを追加するには
ソリューション エクスプローラーで、対象のプロジェクトの [マイ プロジェクト] ノードをダブルクリックします。
プロジェクト デザイナーで、[参照設定] タブをクリックします。
[インポートされた名前空間] の下のテキスト ボックスに、インポートする名前空間の、ルート名前空間を含む完全な名前を入力します。
[ユーザー インポートの追加] ボタンをクリックすると、名前空間が [インポートされた名前空間] の一覧に追加されます。
Note
入力した名前空間が一覧に既にある名前空間のいずれかと一致する場合、[ユーザー インポートの追加] ボタンは使用できません。インポートを 2 回追加することはできません。
ユーザー インポートを更新するには
ソリューション エクスプローラーで、対象のプロジェクトの [マイ プロジェクト] ノードをダブルクリックします。
プロジェクト デザイナーで、[参照設定] タブをクリックします。
[インポートされた名前空間] の一覧で、変更する名前空間を選択します。
[インポートされた名前空間] の下のテキスト ボックスに、新しい名前空間の名前を入力します。
[ユーザー インポートの更新] ボタンをクリックすると、[インポートされた名前空間] の一覧の名前空間が更新されます。